たけだ感・観客不在

今月、出演者たちに招かれて
何本か公演に足を運んだ。

良い公演だと思う作品はアメブロでも紹介できるのだが、
残念ながら、そうでない公演の方が多かった。

私の思う良い作品かどうかの基準は
観客の満足度に置いている。

やりたいことはわかる。
だが、届いてこない作品は痛いが、
やりたいこと自体がマスターベーションなのは
出演者たちが不憫にすら思ってしまう。

その公演に足を運ぶであろう客層の気持ちから作品を考えているのか
甚だ疑問に思う。

出演者の客の比率が高い小劇場の仕事で
いちばん心がけていることは
出演者の身内・友人・知人を減らさないようにすることである。
そのためにも
演出作では、私自身がお客様を多く集客し、
公演中は客席でお客様の反応を分析し、
開場時から客出しまで、
少しでも満足度を高めるよう努めている。

現代の日本では、作品の発表は容易にできる。
だからこそ、
作家としては内容に、
演出家としては届けることに、
最善を尽くしていきたい。
常に、映画は当日でも１８００円であることを意識しつつ。

たけだの生い立ちについてはたけだ記をお読みください。

たけだのすべて（？）を記しました。

たけだ記１・「まんざい」になりたかった