皆さんこんにちは。

本日は、「リーダーの条件」というテーマで書き留めたいと思います。

 

慶応MCCのクロシングという講座の中に、ソニー元社長の平井一夫さんの講演があり、最近聴く機会がありました。

その中で平井さんは、「リーダーがすべき6か条」ということで、以下の6項目を挙げておられます。

 

「リーダーがすべき6か条」➀~➅

 ➀正しい人間になること

 ➁高いIQを持ったマネジメントチームを組成すること

 ➂Mission Vision Value を明確にして、常にチームにも浸透させる努力をすること

 ➃戦略立案をすること

 ➄自ら現場に赴くこと

 ➅私利私欲を捨てて後進に道を譲ること

  (一部表現を武田が改変)

 

 

その中で、平井さんは特に一番最初の「正しい人間になること」というのがすべての基本であると述べておられます。

正しい人間というのは、ただ単に頭が良い(IQが高い)ということではなく、リーダーには人徳やEQが求められるということです。実務が早く正確にできることはプレイヤーとしては素晴らしい素養だけれども、人の上に立つ場合にはIQだけでは不適格であり、たとえ決断したのが異なる方向であったとしても、課題を考えるプロセスの中では、他者の想いを読み込み、それに耳を傾けるような度量や姿勢が必要であるということです。EQとはすなわち心の知能指数であり、人間力と言っても良いのかもしれません。

また、「リスペクト出来ないリーダーに対しては、部下は心を開くことができないので本来の力を発揮できない。リーダーは肩書きで仕事をするのではなく、人格で仕事をするもの。」ともおっしゃっています。

 

ダニエル・キムさんの成功循環法則にもある通り、組織の中に信頼をもとにした関係性が出来上がっていなければ、成果にはつながりにくい。だからその信頼関係を醸成するために、リーダーは身を賭してチームに貢献する意思があるか否か、それが問われるのだと思います。

 

ソンミーは平井社長の時代にV字回復を遂げて、業績も復活しました。もちろん、企業経営で行うようなリストラクチャリング策は講じていたのですが、そういう枝葉ではなく、ソニーのような技術を売る会社であっても、「正しい人間になること」こそが基本なのだと力説しておられました。

 

平井さんの言葉にとても勇気づけられました。

 

最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。

2024.6.6 #342

 

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