皆さんこんにちは。

本日は、先週に引き続き、「KX(会社トランスフォーメーション)の活動から(その2)」というテーマで書き留めたいと思います。

 

KXとは、昭和モデルから脱却できない”カイシャ”を壊し、人生100年時代の”会社”を創る社会変革のムーブメントのことを指します。活動はライフシフトジャパン株式会社が核となり、2025年(=ちょうど昭和100年に当たる年です)を一つのターゲットとして、明治大学大学院の野田先生はじめ、多くの現役企業人の挑戦を活力にしていこうと動き出しています。

(同社ホームページの中の「カイシャの未来研究会」より https://lifeshiftjapan.jp/future/

 

当活動の昨年の第5回分科会は、『我が-まま セントリック』というテーマで話し合われました。「我が-まま」とは、セルフィッシュの「我儘」の意味ではなく、「自分らしく、ありのまま」という意味で使われています。

誰でも自分の心の利き手に沿って物事を成す方が、充実しているし成果も出しやすいものです。経営学者の内田和成先生も、ビジネスにおいてロジカル思考的な左脳を重視することは大切だけれども、「好きか嫌いか」「直観重視」的な右脳も活用する必要があると言われています。

 

でも、自分らしくあることが、周囲の人間にとっての「自分らしさ」を阻害してしまうのであれば、それは「我儘」になってしまいます。そういう不満やコンフリクトが生じている組織では、活力も生まれず、個人の力も伸びません。ですから、「我が-まま」の総和を最大化することが、その組織にとって、また個人にとっても共通の利益となるように、「我が-まま」の発揮の仕方には賢慮が必要なのだと思います。

 

 

この分科会の中で、元ユニリーバ取締役の島田由香さんは、「選択肢は自分が思っている以上にあって、「できるかできないか」という視点ではなく、「やるかやらないか」という視点で物事を考えていくことが大切である」と言われています。

たとえ会社の命令であっても、最終的には自分の意思(自責)で行動することが大切で、自分のことは自分で決める姿勢を持たなければ「我が-まま」は実現できません。それこそが「自由」の本質であり、だから自由には自分にとっての可能性を拡げるチャンスでもあり、また「自己責任」が伴うものなのでしょう。

 

「我が-まま」は自分の未来に責任を持つことであり、自分でキャリアの主人公を引き受けること、そして自分の与えられた天命を果たすことでもあるのだと思います。

「我が-まま」をセントリックに生きることを考えさせられた分科会でした。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

2023.4.22 #285

 

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