皆さんこんにちは。

本日は、「泰然自若な生き方を目指す」をテーマに書き留めたいと思います。

 

『頭に来てもアホとは戦うな』(田村耕太郎著)を読み進めています。

このタイトルはきつい表現になっていますが、要は「かまってくる一部の人間の言動に惑わされずに、もっと泰然自若に、自分の使命をしっかり認識して歩むことに集中しなさい」という趣旨で書かれている本です。

 

田村さん曰く「アホ」とは、「わざわざ戦ったり悩んだりする価値のない人間、不条理な人間、一見目障りで邪魔で、時として正当な理由も無く足を引っ張ってくる当たり屋、そして体当たりして絡んできて、自分の価値をあげようとする人物」と定義しています。

つまり、悪質なパラサイトのことです。

 

一方田村さんは同書の中で、アホと闘いやすい特徴を持つ人物の特徴として以下の5つを上げています。

 

・正義感が強い

・自信にあふれる

・責任感が強い

・プライドが高い

・おせっかい

 

 

自分自身を振りかえると、上記のすべての要素にも当てはまる典型的な人間であると感じました。組織のため、本人のために何とかしなければ、と正義感をもって戦おうとし、自分自身が逆にやられてしまうパターンを、過去何度も経験してきたのに、そういう場面になるとついつい同じことを繰り返して苦しくなってしまう自分がいます。

 

先日ある人物と話していたときのことです。

私が良かれ思って判断し行動して、時には勇気をもって上位者に歯向かっても頑張っている私の行動を、その人物から「自己満足の行動」だと揶揄されました。

 

これは結構ショックでした。

こういう誰もができるわけではない行動をあえてしているのは、自分のためというよりは組織のためであり、またこれからを背負う後輩たちのためでもあると信じていました。一方私のことを「自己満足」と呼んだ人間は、「アホ」かつ「超のつく自己愛タイプ」の人間であったので、今回もまた私の奥底にあるおせっかいやプライドが頭を持ち上げてきて、その人間とバトルになってしまいました。その人間とのやり取りを通して何度も痛い思いをしているのに、その人間の曲がった思考を直さなければと思うと、ついつい自分が偉くなってしまうのです。

 

結局私もアホの一人ではあるのですが、でも自分はアホで終わらずに内省して、同じ非生産的な過ちを繰り返さないようにしたいと思うようにしています。

 

正義感が強いということは、逆にいえば「〜すべき」という自己基準が強いことでもあるわけで、いままでそれを役職者としての責任感からの正統派的感覚が強かったけれども、受け手のメンバーからすれば、嫌みな正義感だったのかもしれない・・・そのように考えてもみました。

 

田村さんいわく、他人とのいざこざで精神を消耗し、それゆえ自分の人生を浪費することはもたいないとのこと。肩の力を抜いて、正義の基準をファジーにし、自分ができることは限られていることを謙虚に認めなければと思い直しました。

 

単純な「勝ち負け」や「良いか悪いか」など、人間の数だけ基準がある相対的な基準から、一定の距離を置けるように心を整えていきたいと思いました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

202.4.7 #283

 

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