皆さんこんにちは。

本日は、「相手の物語を理解すること」というテーマで書き留めたいと思います。

 

昨日、ある意見の対立が生じた場面に遭遇しました。

私からすれば、原因は内容的に非常に些細なことなのですが、今までの当人たちが関わってきた過程に大きな対立軸があり、その火種が残っていたために、再び対立が拡大してしまったように見えました。

 

私自身も意見の相違から対立関係が拡大し、関係を戻すことが出来ないことがあったりしますので、昨日の件は他人事ではないのだと受け止めています。

 

 

人間は、感情の部分が怨恨として記憶に残ると、そのことを思い出しやすくなります。そうすると神経ネットワークが段々太くなり、さらに思い出しやすくなる、といった悪循環を引き起こしやすくなります。

ですから私の場合は、ネガティブな人間や事象を思い出す機会を極力減らすための努力をしています。その機会が少なければ少ないほど、それに関連したネガティブ感情に陥ることも少なくなるからです。

 

でも、このようなネガティブ感情が消えるかと言えば、やはり消えないのです。ですから、一度壊れてしまった陶器が元に戻らないように、たとえ対立関係に陥っても、お互いがどこかで理解し妥協して、関係が復元不可能な状況になってしまう前で踏みとどまることが大切なのだと思います。

 

それが表題の「相手の物語(ストーリー)を理解する」ということなのだと思います。

対立の基本は、自分の物語の中で相手の言動が「異質」であったり「悪」であったりして、それを見逃すことが出来ないために生じるものです。お互いの物語が異なることが原因ですが、物語は人間の数だけあるわけで、相手の物語を理解する努力をまったくしなければ、全てが対立構図になってしまいますね。

 

ゆえに違いは違いとして認識し、その違いを止揚させ、お互いの利になるように妥協・調整するしかないのでしょう。そして、もしその余地が無いのなら、お互い当事者は関わらない方が自分たちのためであり、また周囲のためでもあるかと思います。

 

壊れた陶器は元に戻りません。私も多くの陶器を壊してきてしまいました。

人間関係を育むことにつき、今後もしっかりと学習して、できることを行いたいと思います。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

2023.3.11 #279

 

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