皆さんこんにちは。

本日は、「良い仕事の定義を話し合うこと」というテーマで書き留めたいと思います。

 

先日参加したリーダーシップに関するゼミで、「会社や上司が求めるよい仕事の定義を知ることが大切である」というお話をお聞きしました。

その先生は、自分が感じていた「良い仕事の発揮の仕方」が、その時の上司が求めていたものと違っていて、最終的には仕事に対して委縮してしまったことの反省を述べられていました。

 

エドガー・シャインが提唱したキャリア・アンカーという理論があります。一定の社会人生活を送った人間は、自分のアンカー(船の碇)ともいえる自分のキャリアに対する趣向が出てくるもので、その趣向は主に8つに分けられるというものです。

チャレンジングな環境を心地よいと考えるタイプの人もいれば、安定が大事であると考えるタイプの人もいるし、自分の専門技能を活かしていきたい人もいれば、多くの部下に対して影響力を与えることを望む人もいる・・・そのような趣向の分類です。

 

ですから、「良い仕事」というのも、会社の文化やキャリア・アンカーが違えば当然違ってくるわけで、その違いは単なる作業レベルの仕事でもギャップを感じるものだと思います。

 

 

リーダーが、自分のアンカーや自分にとっての仕事上の「快」が、周囲の人間や部下も同じようなものだと安易に考えてしまうことが危険だと、このゼミで先生は教えてくださいました。

私自身も過去に失敗してきている人間関係を省みると、一般的な尺度は別にして、自分にとって当然と思うことが他者にとっては当然でなかったことによるギャップを、パワーで解決しようとしてきたことによるものであることに気付かされます。

 

ですから、普段から「良い仕事とはどんな仕事か、どんな姿勢で行うことが良い仕事につながるのか」ということを、仕事をやっていく同僚と話し合っていくことが大切なのだと改めて感じました。

 

ただ、相手に合わせるだけが正解ではないと思います。合わせるスタンス自体がその人らしさだと周囲が感じてしまったら、自分らしい仕事もできなくなってしまいます。そういう自己犠牲という仮面は、長くは被り続けられないですよね。

 

適応と同化は異なります。

自分が妥協できない線を超える要求まで呑み込む必要もないけれども、ただその境界線を柔軟に捉える努力も忘れてはいけません。その努力を継続していきたいと思います。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

2023.1.28 #273

 

===============================

タラントディスカバリーラボの紹介

https://takeda-hiroshi.amebaownd.com

キャリアカウンセリング実施中

https://takeda-hiroshi.amebaownd.com/pages/4182052/page_202008291127

株式会社セイルのコラム欄に「キャリアエッセイ」を連載中

https://go-sail.co.jp/2022/10/38195/

HRプロ(株式会社セイル)に掲載中

https://www.hrpro.co.jp/provide_company_detail.php?ccd=01209&type=download

慶応丸の内シティキャンパスのメルマガに掲載されました

https://www.keiomcc.com/magazine/hiroba223/

===============================