皆さんこんにちは。

本日は、「Be yourself」をテーマに書き留めたいと思います。

 

元ユニリーバ社の役員で、現在はポジティブ心理学の推進に尽力されている島田由香さんの講演を、最近聴く機会がありました。

島田さんはその講演の中で、「ワークライフ・バランス」というよりは「ワーク・イン・ライフ」という考え方を大切にしたい、と言われています。すなわち、自分という人間は同じなのに、仕事やプライベートという時間を費やす場面で生き方が変わるのはおかしいのでは? ということです。仕事は自分の人生の一部であり、人生の一部である以上は、仕事の場面でも自立・自律していることが大切であると。

自律というのは、「自分で自分を律する」ことではありますが、さらに進んで「分の旋を奏でること」であるとも解釈できる、とのことです。まさしく、Be yourselfを人生全般でこだわって生きることの大切さを教えてくれました。

 

米国の精神科医であるデビッド・シーベリーは、人間の唯一の義務として「自分自身になること」と述べています。他人が自分をどう思うかではなく、自分が自分を確認できるかどうか、そして自分は「この人生で何をしたいのか?」という問いに正面から立てなければならない、としています。

 

 

ただ、「自分自身であること」を具体的に定義することは難しいです。難しいけれどもこの難問に応えるとしたら、「自分の与えられた命の意味、与えられた使命を真摯に考えること」から始まるのではないか、と私は思います。

すなわち、『夜と霧』を著した精神医学者Vフランクルの言葉にもあるように、「あなたを待っている人がいる」という声に応えようとすることが、自分自身であることに繋がるのではないかと思います。

 

社会生活をしていく上では、組織の中では出来ることばかりではなく、力及ばず出来ないこともどうしてもありますね。その場合、出来ないことを環境や他者のせいにしてし続けると、学習性無力感が増大してしまい、チャレンジすることをやめてしまいがちです。

自分の力ではどうしようもないことも沢山ある我々の環境ではあります。でも、きれいな小鳥が自らを意識して着飾っていないように、自分自身に対して、最後まで成長の可能性を信じて、無心に自分らしい旋律を奏でることができるようにありたいと思います。

 

Be yourself!

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

2022.10.14 #259

 

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