皆さんこんにちは。

本日は、「リーダーの本懐」について書き留めたいと思います

 

マネージャーは「正しく事を行う人」ですが、それに対してリーダーは「正しい事を行う人」であると言われます。このことの一つとして、不祥事が生じたときにリーダーとしての手腕が一番問われるのではないかと思います。

 

日本を代表するような大企業であっても、組織ぐるみで不祥事を隠蔽して問題を先送りしてしまうようなことも耳にしますが、組織の中の一人としては、組織の掟に逆らって声をあげるのも勇気のいることでしょう。

ですからリーダーが、自ら率先して不祥事に対しては取り組まなければならないのだと思います。組織の掟が世の中の基準に照らして間違っている、またその行動を起こした人間や周囲の人間にとって人間的な成長に適さないのであれば、リーダーは目をつぶってしまってはいけないし、安易な妥協をしてもいけないのだと思います。

 

私自身、上記のようなリーダーシップを常に取れているかと問われれば、自信を持って答えることはできません。物事は、白か黒かの二者択一である場合は殆どなく、様々な要素が絡み合うグレーであることが多いですから、自分が正しいと思っても、他者から見ればリーダーとして失格であると思われる判断をしてきたことも多いのだろうと反省しています。

 

 

そういう反省を基に、残り少ない組織人生の中で私は、私自身でできることをしていきたいと思っています。問題行動に対して「聞かなかった」ことにしたい人がいるとしたら、文字と言葉で正面から把握してもらえるように真実を伝え、次の世代が自ら正しい事業観、人間観を持って任に当たれるように環境を少しでも整えてあげたいと思います。

 

次の正しいリーダーを育てることこそが、現リーダーの責任でもあるからです。

 

私の上席からすれば、煙たい存在になってしまうでしょう。でも、それで関係が切れてしまうのであれば、それが私の本懐でもあると思っています。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

2022.9.10 #254

 

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