皆さんこんにちは。

本日は「オンライン対話で感じること」というテーマで書き留めたいと思います。

 

コロナ感染対策として、現在ではオンラインでの対話が一般的になっていますね。直接対面することは、それだけ感染リスクを引き起こす可能性が高いので、できる限りオンラインでの対話にするよう、各企業でもその流れを推進しています。

 

またオンラインを使う場合のメリットとして、直接会うための移動の必要が無いので、移動時間やそのためのコストが不要となり、従前よりさらに効率的になりました。お互いに離れたところにいる人たちとも、一瞬で画面の上で会えるのは、オンラインならではの特色かと思います。

クラウドサーバ等の活用によって仕事に関連する資料を見ることができれば、わざわざ会社に行かなくても自宅でも仕事ができるようにもなってきました。

 

これらの効率化の流れに添う形で、国も文書の電子化を推奨する動きが早まり、各種法定申告書や保管書類の電子化を促進しています。

 

これらの動きを見れば、何一つデメリットの無い効率化が進んでいるようですが、私は最近、大きな違和感も感じ始めています。

 

 

現在私は、オンラインでも、また直接対面での面談も双方行っています。直接対面の場合には、当然にマスクを付けての面談になりますが、たとえマスクを付けていたとしても、オンライン面談では得られない被面談者の心の声を感じます。

 

たとえば、被面談者と視線が合うことにより、いま何を感じてどう表現しようとしているのか、それを感じることがあります。でもオンラインでは、顔は正面を向いているのですが、本当に視線を合わせて話をしているのかどうかもわからず、嘘の自分、すなわち仮面を被っていてもあまり問題にもなりません。物理的には、パソコンのカメラを見ながら話せば相手と正対していることになるのでしょうが、画面上の顔を見ずにカメラのレンズを見ながら話すということは、そもそも人間にはできないことだと思います。

 

また、直接の面談では、ちょっとした身体のしぐさや様々な身体の変化も感じる時があります。これらのちょっとした動きとか変化は、被面談者の心の声だったりすることもあるように思います。話をしているときに腕組みを始めたり、辛い状況にもかかわらずにあえて笑顔を作ろうとしたり、また単純な過去の出来事の確認の際にもポーカーフェイスで思考を深めていたり・・・

 

もちろん、相手方の心の中が分かるわけではありませんが、ちょっとした変化から相手の深い想いを考えるには、オンラインでは難しいことを改めて感じています。

 

ビジネスであれば、そんな相手方の心を考える必要がないのかもしれません。ビジネスは、理論、コスト、価値は文字や数値で表すべきもので、人間の感情は不要である、という論理もあるのかもしれません。

でも私は、たとえビジネスであっても、それを作るのも壊すのも人間ですから、やはりそこに心が無ければ成り立たないものだと思っています。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

2022.8.20 #251

 

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