皆さんこんにちは。

本日は、「映画「マイ・インターン」を観て」をテーマに書き留めたいと思います。

 

ある書物で標記映画の紹介があり、アマゾンビデオで視聴しました。ネタバレしてしまうとつまらないので詳細は省きますが、アパレル会社のやり手の女性若手社長ジュールズ・オースティン(アン・ハサウェイ)と、その会社にシニア・インターンとして再就職する老人のベン・ウィティカー(ロバート・デニーロ)が主役で、親子以上に年の離れた二人は、社長と秘書見習いという関係からスタートします。最初はジューズがベンに慣れず異動を命じたりするのですが、色々な事件を通して、また献身的なベンの姿にジュールズが心を開いていき、ジュールズ夫妻は難題を乗り越え、人間的な成長をしていくことになるのです。

 

 

日本の社会でも、シニア世代の働き方について、様々な論議が交わされています。平均寿命が延び、労働力不足に悩む日本国は、まだまだ現役を続行できるシニア世代の労働意欲・社会参加意欲を活用しようと法律上の環境整備もしてきています。けれども一方で、社会変革の速さから、従来のスキルや働き方が通用しない「働きたくても働けないシニア」も生まれ、また利益確保の点でシニア世代の賃金抑制も一般的な慣行となっています。

 

「マイ・インターン」では、そういう社会インフラのネガティブな面はあまり映し出されていないのですが、一見距離の取り方も難しいと見られてしまいがちなシニア人材自身が、過去の栄光や年齢などに全くこだわらず、一人の社員として、社会への奉仕者として、笑顔を忘れず黙って陰徳を積むような働き方をする姿が印象的です。

人間の間で生まれる信頼関係というのは、まさしくベンのような覚悟を持った生き方を通して生まれるものなのではないかと思います。

 

「生産性の向上」という言葉が宗教のように言われる現代において、価値を生むための最低限のスキルは身につけざるを得ないと思います。でも、最終的に重要な人間の能力は、親しい人間関係を作る能力であると、改めてこの映画を見て感じました。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

2021.11.12 #211

 

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