レジリエンスについて

皆さんこんにちは。

本日は、「レジリエンスについて」というテーマで書き留めたいと思います。

レジリエンスとは、「『逆境にさらされた時』『新たな挑戦をする時』の強いストレスやプレッシャーを乗り越え、それを糧にして成長する力」と定義されます。東京五輪や東京パラリンピックでも、アスリートたちの更に上を目指す自分との戦いを通して、「レジリエンス」という言葉が盛んに使われました。

コロナ禍にある現在、私たちも生活の中で活動が制限される場合も多く、その中で環境に適応しながら自己成長を目指すことは、ある意味レジリエントな精神が必要であるとも思います。

レジリエンスは、傷つかないようにする、とか、鈍感になる、ということではありません。ストレスやプレッシャーを受けても、冷静に事実を受け止め、その外圧に対して一面的に「良い・悪い」で考えるのではなく、様々な角度から物事を捉え、ポジティブに思考を変換していくことです。

人間は、生まれ持った適性や育った環境により、その人独自の「心の利き手」があります。意識しないで生活していると、その心の利き手に沿った受け止め方しかできなくなり、ともすればストレスやプレッシャーに上手く対応できないことも生じるかもしれません。

自分の中で極端な思考の癖を修正し、時間軸を広げて考えたり、また他者からのフィードバックをもらったりしながら柔軟な思考にしていくことが大切ですね。

昨日の研修で、レジリエンスを「竹のようにしなやかに」「タンポポのように力強い」ものと教わりました。タンポポは、アスファルトで固められた地でもその隙間を縫って芽を出してきます。決して派手ではないものの、淡々とした力強い生命力を感じさせます。

学生時代に奉仕活動をしながら、ギター片手にみんなで歌った「タンポポ」の唄を思い出しました。

　　♪ガラスの部屋のバラの花より　嵐の空を見つめ続ける

　　　　あなたの胸の思いのように　心に咲いた花だから　

　　　　どんな花よりタンポポの　花をあなたに贈りましょう

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

2021.9.18　＃203

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