皆さんこんにちは。

本日は、「職業人生とは? 自分の人生とは?」というテーマで書き留めたいと思います。

 

私たちは、会社員であれ自由業であれ、毎日働きながら生活をしています。特に組織に属する会社員の場合には、その組織の一員として、組織の目的やビジョンに基づいた就業を求められますので、長く勤めれば勤めるほどその組織の一員として期待される役割も明確になり、また自分も所属していることに自負を持つようになります。

 

まるでマズローの欲求段階説のように、「安全の欲求」~「所属と愛の欲求」~「承認の欲求」が満たされていくかのような自然な流れにも感じます。

 

でも、逆に期待される役割が自分自身の成長像と解離が生じてしまった場合はどうなのでしょうか? こういうケースは、職業人生としては成功しているように見えても、内的キャリアでは充実感が薄れてしまっているわけです。

 

 

この問題を解消するためには、周囲の同僚や上席者と話し合い、100%自分の希望通りにはならなくても、自組織の中で自分の求める貢献の手段を受け入れてもらえる可能性を探るのが必要なことと思います。

そして、もしその可能性が全くかなわないのであれば、現在の組織を離れて働き方を変えることもやむを得ないのではないでしょうか。

 

当然に、各人には組織内で期待される役割があるでしょう。上位者になればなるほど、その役割もそして影響力も大きくなるでしょう。でもそれに応えることだけが自分の人生なのでしょうか。

 

私自身も最近、こういう盲目な役割遂行にふと疑問を感じるようになりました。そして自分の本意を抑圧し、求められる姿になろうと苦闘していく中で、身体に現れてくる変化にも気づきました。

 

何のための、そして誰のための人生なんだろうか。

 

多分、意識世界での一時的な抑圧(=防衛機制の一つ)により自己制御できているように見えても、無意識の世界ではそのギャップや違和感が蓄積されて、自我の制御が利きにくいような状態になっているのだろうと考えています。

 

今一度、自分に与えられたミッションを腑に落とす作業を真摯に行いながら、そしてウィリアム・ブリッジスの云う「トランジション」を間違えないように心に刻みながら、今後の歩む道程を冷静に考えていきたいと思います。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

2021.9.11 #202

 

 

===============================

タラントディスカバリーラボ

(キャリア開発セミナー実施中)

https://takeda-hiroshi.amebaownd.com

 

キャリアカウンセリング実施中

https://takeda-hiroshi.amebaownd.com/pages/4182052/page_202008291127

===============================