皆さんこんにちは。
本日は、「物事の完成まで待つ忍耐を持つ」というテーマで書き留めたいと思います。
このテーマは、「超訳 ニーチェの言葉」(白取春彦訳)の中に記載されていたもので、私の中でとても印象に残ったので、みなさんとシェアしたく記載させていただきました。
バスケットボールで知り合った友人からリコメンドしていただいた本です。
一部抜粋します。
「仕事の遂行においても作品の制作においても、じっくりと取り組むことが肝心だ。性急に取り組むほど早く完成するというわけではないからだ。したがって、物事を完成させるには、才能や技量よりも、時間による熟成を信じながら絶えず歩んでいくという気質が決定的な役割を果たすのだ。」
現実の社会は、実用的な知識やスキルが活きることが多いです。ICTが進化すればするほど、その手のリテラシーは必要になってくるのが典型的な例だと思います。そういう時代に見合うスキル習得をおろそかにしてはいけないと思います。
でも仕事をするのは機械ではなくて人間なのですから、その人間が決めたゴールに到達するには、人間同士が生身でぶつかり超えていかなくてはならないマイルストンが必ずあり、避けては通れないものと考えます。
「時間による熟成」とは、好きとか嫌いというような表面的なものではなく、組織のミッションをお互いに背負い合う覚悟を決めるにあたり、それなりの共有する時間が必要なのでは、ということかと思います。
私自身、時間の共有が下手な人間だと思っています。いままで失敗も多く重ねてきました。ひとときの感情に流されず、物事を俯瞰して観て取り組むことを、このニーチェの言葉から改めて学びました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
2020.4.30 #073