皆さんこんにちは。
本日は、「しっかりと自分を見つめること」をテーマに書き留めたいと思います。
この一週間、特に週の後半は、新型コロナウイルス対策に揺り動かされ続けた日々でした。そしてこの週末も自宅にて、次週以降の対応について思いを巡らす時間となっています。
目に見えず、また罹患後の症状もわからないという捉えどころのない敵と戦うことは、多くの不安と精神的な消耗が伴いますが、こういうときにこそ、自分自身のあるべき姿を見なおす機会になっていると感じます。
誰もが不安で、私の身近でも人によっては言葉も粗雑になったりしていますし、またネット上では為政者を安直に責め立てるような意見を発する方もいますが、それぞれが立志の思いを持って歩んでいる普段の姿との整合はどうなのだろうと、それを考えなくてはならないのだと思います。
現在のウイルス感染対応に限らず、人間は厳しいビハインドな状況において、そこにこそ「人生の意味」を考える機会が訪れます。V.フランクル博士は、「夜と霧」の中で、本当の極限状況の中でも他者のために何かができる人間性を教えてくれていますし、ハンセン氏病のサナトリウムで生涯看護を続けた神谷美恵子さんは、「生きがいについて」の中で、寮の方々との交信を通した人間的なつながりや生存の意味について教えてくれました。
今一度冷静になって、自分自身、上より与えられた意味をしっかりと問い直してみたいと思います。こういう状況の時だからこそ、普段はたとえ忘れていても、精神的な思いの上で「戻るべきところ」はどこなのか、そしてその「戻るべきところ」は自分にとって、自分自身の生を賭けるためのエネルギーが湧き出る桃源郷であるのかどうか・・・
この週末に、しっかりと自分を見つめ直したいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
2020.3.28 #064