皆さんこんにちは。
本日は、「建設的相互作用について」と題して書き留めたいと思います。
私たちは、普段は他者とのコミュニケーションを通して、仕事や家庭、また学校、地域・クラブ活動などを営んでいます。その中で、複数の人間とコミュニケーションを取る際、お互いに影響を与えあうので、その前後では何らかの変化が当事者に生じます。
私は現在、「教育心理学」という講座を学んでいますが、この分野では、上記のようなコミュニケーションの前後で、お互いに自分自身の考え方を「建設的」と呼べる方向で変化させる相互作用のことを、「建設的相互作用」といいます。
お互いのやり取りを通して、お互いに賢くなることは良いことですよね。
学校の授業では、教師が一方的に知識をインプットさせる面が多いし、一定の知識を若い時代に修得することは必要なことです。なぜなら、知識が全くないところからは、新しい価値もひらめきも生まれないからです。
ですけど、人間は本来は自主的に学ぶ習性のある動物ですし、またそれが好きでもあります。ゆえに、課題に対して自分で考えた思考のプロセスと結果を持ちより、相互に理解を深め、自分の足りないところを補いながら幅広い概念を作っていく学びのプロセスは、とても大切であると感じています。
このような学びのプロセスを活かすためには、どうしたらよいのでしょうか。
私は、学校でも会社でも、一つの前提があると思います。
それは、他者との相互作用をする際に、フェアであり、かつお互いに信頼のある関係の上で行われることであると思います。この条件が無ければ、自分の意見を発することが怖く感じたり、無意味に感じたりしてしまうでしょう。
そして、自分も正しい当事者意識を持つことです。「自分の好き嫌い、損得だけを考えて、他者から与えられるのを待ち、自分からは提供しない」ような姿勢では、自然と相互作用の場に入れてもらえなくなりますよね。
表面的に取り繕えたとしても、信頼が無い関係は「不幸」です。
周囲への影響力は限定的になってしまうかもしれまんが、でも組織内で建設的相互作用をお互いに進めていけるよう、まずは私自身が正しい当事者意識を持てるように努力したいと思います。
最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。
2020.3.6 #055