こんにちは。
今回は、「人生100年時代と考えると・・・」というテーマで、
考えていることを書き留めたいと思います。
また慶応MCCのクロシングのプログラムからですが、
予防医学研究者の石川善樹さんの「人生100年時代のセルフマネジメント」
というテーマの講演を見させていただきました。
石川さん曰く、
いままでの人生ステージの刻み方は、第一期の仕事ステージが
20代~60歳で、第二ステージが60歳からの数年。それも第一期と
比べると、ほんとに小さなステージであり、余生を迎える準備期間のような
ものであると。
ただこれからは、その刻み方では成り立たなくて、好きでも嫌いでも
相当人間の寿命は延びていくため、考え直しましょう、と次のような
刻み方をご提示してくれました。
第一期仕事: 25歳位~50歳位 (富の移動は家族の扶養を中心に)
第二期仕事: 50歳位~75歳位 (富の移動は自己扶養を中心に)
人生を春夏秋冬で捉えると、第一期の前の学ぶ時期が春、第一期仕事の
時期が夏、第二期が秋、そしてその後の老年期が冬という捉え方です。
キーポイントは、第二期仕事ステージの「秋」の季節に、どれだけ
自分らしい志を実現できるか、そのための準備をそれ以前にしていけるのか、
その点も強調されておられました。
上記でいう「秋」の季節は、人によって健康度合いも家族状況も、大きく異なる
季節であろうと思います。
先日ある方に、私の夢を聞いていただいたところ、「体力・気力が低下する
60歳代に、心理職で社会貢献しようという考えは、思い違いも甚だしい
非常に甘い考えだ」と叱責されてしまいました。
その方も心理職で、60歳位の方でしたが、きっと今現在、色々と
ご苦労されているのでしょうね。それゆえ、そんな言葉になって私に
返ってきたのだと思います。
でも、それなら第二期仕事ステージでは、だれもがいままでの慣れた仕事
の延長か、個別単純作業のような仕事しか携われないのでしょうか・・・
私の敬愛するビジネス界の先輩方は、60歳や65歳で従前の仕事に
区切りをつけて、自ら学びながらリスタートを切っておられます。
その社会貢献されている姿は、本当に美しいものと感じます。
石川さんのお話しを聞いて、エールを頂戴した気持ちです。
第二ステージに向けて、自分らしく準備を重ねていけるよう、努力をしていきます。
最後までお読みくださりどうもありがとうございました。
2019.10.19. #016