時、既に遅し!少し前の、1月4日の話。仕事初めの帰りにスーパーに行くと、こんなモンが半額で売ってた。たいのおかしら!しかし「寿」の文字が、若干むなしい(苦笑)その日の晩飯は、これにしたった。が、元旦には、時すでに遅し!(笑)
デジタル・ショックたけちゅうの趣味のひとつに、「ラジオの手作り」(その筋では「自作」と呼ぶ)がある。外国の放送が聴けるラジオ(BCL受信機)で、「なんでそんなモンを作るのか??」とお思いだろうが、趣味なので仕方ない。子供の頃から、休み休みながらも、数十年続けている。この趣味の最終目標は「32万えんのラジオ」を作ることなのだが、それについては別の機会に譲って、最近、この「自作」をめぐって、考え込んでたことがある。近年、ラジオの技術動向が、とんでもなく変わった。要は「デジタル化の波」が押し寄せてきたのだが、その変わりっぷりがとてつもない。「安い! 小型! 高性能!」おそらく、今まで市場にあった「アナログ技術のラジオ」は、あと数年もすれば一掃され、絶滅してしまうだろう。大昔にも、真空管が半導体に取って代わられたという大変革があった。「トランジスタ・ショック」と呼ばれ、当時の電気界・自作界は、一瞬にして激変したそうだ。”太古の恐竜が、隕石落下で絶滅した”事に例えられることもあるのだが、おそらく今回も、それぐらいのインパクトはあるだろう。で、たけちゅうとしては、「いまいち、おもしろくない」と感じていた。デジタルやソフトウェアは、むしろ得意分野なのだが、趣味として捉えると、あんまし、おもしろくないのである。デジタルの分野は既に高度化され、ブラックボックス化されている。それはそれでベンリで、工業として考えれば正解なのだが、自作(=趣味)の立場からすると、ブラックボックスは面白くない。ブラックボックスは、「人様の作ったもの」であって、自分で作ったものでないため、それで自作をしても、いまいち「自分で作った感」(なしとげた感)が少ないのだ。かといって、「趣味なので、アナログに固執して作り続ける」というのも、違う気がする。もっと良いものが世にあるのに、それに目を背けるのも、悪い意味での懐古主義な感じがする。じゃあ自作をやめるのか? と言うと、そうでもない。デジタルハードウェアはブラックボックス化されたが、それを支配するソフトウェアは、自分で作れる。まだ創意工夫をする必要はあるのだ。ここまで考えて、自分の中での「自作」の定義を、改めて考えてみた。自作といっても、本当のゼロから何もかもを作っているわけではない。自分が買ってきてるトランジスタだって、「岩石を掘り起こして、材料のシリコンから自分で作る」わけでもなく、アルミケースだって、「アルミニウムを精製するところから」とか考えないし、そんな事をしたいとも思わない。じゃあ、「どこから自分で作れば自作なのか?」(気が済むのか?)という疑問に当たる。自分の中で、今までの自作の定義は「ハードウェアを、自分で作る」だった。が、「ハードウェアの、どこから作るの?」という定義は、かなり難しいと思った。で、よりしっくり来た自作の定義はこうだ。「自分で作りたいと思うものを完成させれる手段・知識・スキルを、習得し支配下に置く。 そして実際に作って実現する。」ハードウェアが云々、という話は、実は少し違ってたように思う。「デジタル化の波」で、舞台はハードウェアからソフトウェアに移ってきた。今まで「マイコンボード(コンピュータハードウェア)から自分で作らないと自作じゃない?」とかいう迷いがあったが、「マイコンボード(ハードウェア)は、市販の安価・高性能なのを買って来て使おう。 ソフトウェアを創意工夫して、それで作りたいものが実現できればOK」と考えれば、気が楽になったし、むしろそっちの方が、自作の本質が実現&楽しめそうな気がしてきた。それでも、アナログハードウェアの担う部分は、減ったとはいえ消滅することは無いし、今まで通り、ハードウェア製作も十分楽しめそうではあるけどな♪(悦)
新年あけまして16新年あけましてです。故郷にはまだ帰ってないが、元旦早々に年賀状がたくさん届いた。しばらく会ってない旧友たち。一筆だけでも様子がしたためられてて、ちょっとした同窓会気分になる。ふと、1枚の年賀状。「たけちゅうwebおもしろいね」ありがとうさん(礼)けど、しばらく更新してなかったです、すんません(詫)去年の年賀状で「web大公開!」なんて随所に宣伝してみたが、見てる人少ないのかなーと思ってたら、意外な所から声があがった。たけちゅう的には、去年はテンションだだ下がりで(特に夏場!)webを立ち上げたものの、執筆する元気も出ず放ったらかしてしまってたが、せっかく反響もらったので、また色々掲載しようかと思いました。ちなみにたけちゅうの年賀状は、12/31の夜に投函し、消印がつくかつかないかキワドイ感じになってますが、自分的には「年内に間に合わせた」気分にはなっています、うむ。今年もよろしくお願いいたします(賀)