いつもそうだ、僕は必要とされない。
そう思ってしまう、例え求められても。
少しでも誰かから離されると捨てられたと思ってしまう。
きっと相手は捨てるだなんて思っていない。
離すとさえも思っていないだろう。

「疲れたんだよ、死にたい。」

SNSに存在していた事もあった。
いや、逃げたって言っても過言ではない。
でも同じだった、多くのユーザーの中の一人でしかなかった。
居ても居なくても、どうでも良い存在。
なら、消えても良いだろう。

「…さようなら。」

別れは嫌いだった。
ただそれだけ、過去なだけだ。
今度は僕が世界をこの手から離す。
捨てる、そう僕が捨ててやる。

『死ぬの?おめでとう。』

それは未来の僕らしき人。
怖かった、その時はそう思った。

『早く死んだらどう?時間が経つと怖くなるよ?』

でも、よく見てしまったんだ。
凄くかっこよくて、声もかっこいい。

「あ…や、だ…。」
『いやならそこに立たなかったら良いのに。』

その人は僕の髪を掴んだ。
そして、僕は生きる事になってしまった。
この人のせいで、いや。

『おはよう?』

おかげかも。