最近収集したナイフのなかで、主だったものをいくつか紹介します。

①Gun(銃)の形をしたナイフ各種
  銃とナイフは補完関係にある道具ですが、銃のミニチュア形をしたナイフはアメリカでは結構人気があります。今回いくつか追加収集できましたので、ポータル(その他のセクション)に掲載いたしました。デスクナイフとして実用できますが、ちょっと使い辛いかもしれませんね。

 
  

②I*XL/Sheffieldのハンティング・ナイフ
  1900年代初頭に製造されたジョージ・ウォステンホルム社製のハンティングナイフです。良質のスタッグハンドル、しっかりとした作りのシースが気に入り収集しました。ブレードの刻印から同社のシェフィールドにあったWashington Works(工場)で製造されたものと分かります。

 


③Haynes Stellite社が製造したオール・ステライト製のポケットナイフ
  Elwood Haynesは、19世紀後半にアメリカで最初の市販ガソリン自動車を作成した人物ですが、他にもコバルトとクロームから成る新合金のステライトを発明しました。1912年には、絶対に錆びないナイフとして市販製造しましたが、硬い材質のため機械加工が難しく、1922年には製造を止めたとのことです。このナイフも100年余りが経過していますが、全く錆跡もなく新品のような輝きをしています。

 

詳細な写真は、下記のポータルサイトに掲示しています。
http://www.takechanman3.com/
レミントン社は、1816年に銃火器の製造会社として発足し、1920年からはナイフ製造を開始し、積極的な宣伝活動を行い短期間で米国のトップ・ナイフメーカーに成長しました。しかし、第二次世界大戦を契機に銃火器製造に専念することとなり、1940年にナイフ製造から撤退しました。その20年間に多くのナイフが作られ、最盛期である1931年には年間300万本以上のナイフを製造し、ナイフの種類も1000種類に及んだそうです。
現在、この期間に作られたナイフは、オールド・レミントンと呼ばれ、コレクションの対象となっています。特にバレット(弾丸)のシールドが入ったナイフはバレットナイフと呼ばれ、米国でも非常に収集するのが難しいナイフとなっています。
レミントン社は、この状況を受けて、1982年にカミラス社と委託製造契約を結び、毎年1種類の復刻バレットナイフの販売を開始しました。

今回は、米国のコレクターから、初年度の1982年から2010年まで復刻バレットナイフ・コレクション一式と同ナイフの宣伝用のポスターを入手しましたので、Webサイトに掲載しました。ポスターはL.W.Dukeというアーティストが描いたものですが、どれもその年に発売されたバレットナイフを所持していたおかげで危機一髪の状態から脱出するシーンが描かれており、よく見るととても面白いものです。
http://www.takechanman3.com/
最近は、収集のターゲットがカスタムナイフからアンティークナイフや変わり種ナイフの方向に移てきております。
カスタムナイフは、ダガーナイフ規制や刃渡り制限などにより、魅力あるシースナイフの収集が難しくなり、とても好きなのですが気乗りがしません。多分、今後はニューヨーク・スペッシャルの追加収集程度に留まると思います。
ついては、フォールディングナイフの収集がメインとなってきますが、当面は多くのレプリカが作成されているところのオリジナルのアンティークナイフを収集してゆきたいと思っています。
とても奥が深い分野だと感じておりますが、その分、取組がいがありそうです。

7月/8月では、アメリカのアンティークナイフである、Old Remington、Cattaraugus、Ulster 等のナイフを収集しました。
オールド・レミントンでは、市場になかなか出回らないバレットナイフ3種類が収集できました。
また、変わり種ナイフとしては、友愛結社であるフリーメイソンのシンボルマークの入ったナイフ等を収集しましたので紹介いたします。
http://www.takechanman3.com/


R1253/R1306/R4243 (古物ナイフの欄に掲載)


 フリーメイソンナイフ (その他の欄の変わり種ナイフに掲載)