『暴れ川』は水源となる山地等から海などに注ぐまでの距離が短い川が多くそれにより流れが速い川が多い そのため増水するとその増水分を吸収・緩和できるバッファーが少ないことで堤防の越水・決壊等を招くことから暴れ川と呼ばれている 三大河は、関東を流れる坂東太郎(利根川)、九州の筑紫次郎(筑後川)、四国の四国三郎(吉野川)を指す名数で【日本三大暴れ川】のこと 三大河川は長さ、流域面積のトップ3だが、三大河は『暴れ川』が基準となっている 三大河の状況を描いた

 

坂東太郎(利根川)

江戸時代初期までは利根川と荒川は現在の埼玉県越谷付近で合流し江戸湾(現東京湾)に注いでいたが、氾濫を繰り返していた

 

                 利根川東遷

江戸時代になり徳川体制の中で利根川の流れを荒川との合流を止め東京湾から太平洋に注ぐように利根川東遷工事を行った

 

筑紫次郎(筑後川)

熊本県阿蘇山を水源として九州地方北部を東から西に熊本・大分・福岡・佐賀の4県を流れ有明海に注ぐ川

筑後川水系には合流する支流の数が239河川にも上り九州北部への集中豪雨で増水・決壊の危険性をはらんでいる

 

四国三郎(吉野川)

高知県本川村の瓶ヶ森にある石鎚山に水源を発し四国中央部を四国山地に沿って東に流れる吉野川水系の本流で徳島県徳島市で紀伊水道に注ぐ 川には多発する洪水のために潜水橋が架けられている