思考停止 | ほいみんの のんびり日記

ほいみんの のんびり日記

人生は旅である。誰もが言っているつまらない言葉だけど
本当なんだからしょうがない。

おそらく世の中のすべての人が(ブッシュでさえも)「打つ手が無い」

と絶望にのどん底に落とされた翌日に同じ事が起こる、これは

もはや危機の懸念ではなく、危機そのものに踏み込んでしまったと

いう事だろう。今日の下げで、信じられないくらい我慢に我慢をして

引きつけて待っていた人までが致命的な被弾をしたのではないか。


生き残っているのは、早々に諦めた人、片張りをやらない人、

そして最初から売りまくっていた人、そのぐらいしかいない。

この世の終わりのような阿鼻叫喚すらもう聞こえない。誰もいないから。


私は、先日の非常事態宣言でリスク対応しているので、株式での

損害はむしろ以前よりも少ないぐらいだが、投信は今は壊滅だろう

(もう見ていない)。とはいえ、こういうときには逆に逃げ場にもなる

債券投信は株式投信のような壊れ方はせず、被害の実態は

為替の含み差損なので、今は騒ぎ立てるようなものでもない。


むしろ恐ろしかったのは、昨日、安易な気持ちでポジを組んだ

オプションの方。相場の動きに中立に作ろうとしていたのだが、

昨日も書いたとおり、組み立てたポジションは、

「ノックイン価格が異様に高い仕組み債」のような色が少し残って

いたので、それがどういう結果をもたらすのか(昨日の暴落の

動きからすると、場合によってはシャレにならない最期を迎える)

恐ろしくて場に張り付いた。


結果は、少し割りは食ったが、とりあえず致命傷を食わずに解体

することが出来たのだが、オプションの戦略で妥協して安易になっては

絶対にいけないということを初日に知ることができたのは非常に

ラッキーだった。


REITが一つ破綻した。ここは以前からその兆候は見えていて、

今月に巨額のリファイナンスを控えて、果たしてどうなるのか、と

見ていたが、やはりダメだった。


REITは借り入れ金利が低く資産も持っているので、破綻する

わけがない、と思っていた人が多いらしく、某所の掲示板でも

勘違いしている人、煽る人、危険を指摘する人が入り乱れて

以前から荒れていた。


当然のことだが、いかにアセットを持っているREITといえども、

借り換えができなければ潰れる。黒字も関係が無い。

この会社は9月に借り換えが出来なくて資産を投げ売ってしのぎ、

また10月に資産取得の資金調達とリファイナンスをしなければ

ならない。まともな方法で生き延びられるわけがないのだ。


そもそもこの窮地で「資産取得」という時点でこの会社は

「終わっている」のだが、結局どうすることも出来ずに潰れてしまった。


これによってREIT市場全体が悲惨な投売りの嵐に見舞われたが、

もうここまできてしまうと、財務不安がなかったりバックがしっかり

しているところも全く関係が無く投げられている。

利回りからは説明できない(注:投資法人の選別は必須!)水準で

あり、現物で長期投資なら、もうここからはいつ買ってもいい銘柄も

たくさん出てきた。


残念ながら私も非常事態に備えていて余裕の現金は持っていないので

野村オフィスREITを少し買ったぐらいで、あとは何も出来なかった。

(買った理由は「値幅」なので、詳しいヨコ比較はしていない)


いずれにせよ、REITも下げの最終局面だ。今回の破綻によって

資金繰りの苦しいところはたとえREITといえども破綻するという事が

わかったわけで、あと数社、あきらかに危険なところの去就が

はっきりすれば、あとは外部環境の沈静化と共に急激にリバウンドを

開始するだろう。


しかし、それにしても、いったい、世の中はどうなってしまうのだろう?

「神は死んだ」。 もはやこの地獄を救うことはできないのではないか

そんな気にさえさせる1週間だった。