EURO通信⑩ 瓦礫の中から | ほいみんの のんびり日記

ほいみんの のんびり日記

人生は旅である。誰もが言っているつまらない言葉だけど
本当なんだからしょうがない。

今回の旅行もいよいよ最終日。昨日までの散策で、朝日と
夕日で撮りなおしてみたかったところ、バスで通り過ぎて
しまったところ、何もなさそうだけどどうしても行って
見たかったところをまわってみました。


まずは港から。昨日はすぐに船に乗り込んじゃいました
から写真が撮れませんでした。


c5-1

港はまだツアーのお客さんも少なくてゆっくり見れました。
やっぱり綺麗だなー。


c5-2

ここはホテルからは歩いて15分ぐらい。いちおう、
コルチュラ行きの定期船のスケジュールも見てみたんです
けど、往復1便しかなさそうなのであきらめました。
きっとまた来る機会もありそうですしね。


早起きしたおかげで朝市も見ることが出来ました。


c5-3

アジにエソに、クツゾコにヤガラにオジサンかカナガシラの
仲間かな。割とレア系が多いなー。他にもエイとか鰯とか
クロダイ、いろいろ売ってましたけど鮮度はかなり悪いです。


c5-4

野菜と果物もいろいろありました。朝市は楽しいなー。


港を回った後、残しているのは旧市街の夕方の風景と
スルジ山。まずはスルジ山の方に


ここは昔はロープウェイで登れてとても景色の良い場所
だったらしいのですが、旧ユーゴ軍に破壊されてしまい、
今は車で悪路を行くか歩くしかないらしい。


で、歩こうとしたのですが、ひたすら石段を登り続けても
全然頂上まで近寄れる気配がないので途中で挫折。


「歩いても可能」というだけで、実際には歩いて登る
人はあんまいないらしい。(実際半端なくきついです)


c5-5

延々と石段を登っていたら、ぬこ様がほいみんを
観察してました。


c5-6

この国は野生のざくろがたくさん。庭にもなってるし、
そこらへんにも大量になってます。


いいかげんなところで歩いて登るのはあきらめて、
いったん食事。


sukanpi

スカンピ食べてみました。11クローネ。2500円弱?


昼の日差しはきついので、ホテルで休憩して、夕方に再び

旧市街へ出かけました。


最初の日に登った城壁へ再度登って、ゆっくり見て
まわって来ました。でも動物ばっかり見ていたかな。


c5-7

仲良しハト。


c5-8

ぬこ様が城壁の間から。


c5-9

この景色も見納め。


さて、城壁を半分で切り上げて、最後の場所、スルジ山に。


ここは行かなければいけない場所、と後でわかりました。


旧市街の入り口でタクシーの運ちゃんと話をして、
45ユーロで往復してもらうことに。


単に景色が良い、という話で行くことに決めたのですが、
ここはそんなに甘い場所ではありませんでした。


c5-10

頂上近くなってから見えるのは、延々と続く廃墟と瓦礫。


運ちゃんはいろいろ話してくれます。この山はボスニア
だが、あそこから爆弾でみんな破壊してしまった、と。


戦後20年足らずですが、柵の向こうには誰も入れません。
無数の地雷が埋まっているから。


かろうじて外観だけぼろぼろになりながらも残っている
建物は、昔は宮殿だったと言います。

ということは、この広大な瓦礫の平原は、かつては
最も華やかな場所だったのかもしれません。


その廃墟の上から旧市街が見えます。それは確かに絶景。


c5-11

ついこの前まで身内で殺し合うような惨状が繰り広げ
られていた国とは思えない、すばらしい街並みです。
クロアチアはわずか15年ほどで、驚くような復興を
遂げました。


しかし、彼らの心には忘れられない傷が残っています。


この山からの風景は絶景と紹介されていて、実際みんな
それだけが話の種になっている事がほとんどですが、
本当にそれしか感じないとしたら、それは余りにも
悲しい事だと思います。


運ちゃんはいろいろ案内して説明してくれます。


c5-12

これは銃弾の跡。彼は戦争の当時から旧市街に住んで
いると言ってました。セルビアが、ボスニアがあの山
から爆弾を撃って来て、銃弾を打ち込んできて、と
話してくれます。


c5-13

まだ手の出しようのない廃墟を抱えつつ、ここまで
復興してきた。この素晴らしい景色は、瓦礫の中から
彼らが作り上げたものです。


c5-14

思えば私達もそうでした。


彼らの土地には大量の地雷が残っているので、復興できない
場所が多数残ってしまっているのが現状ですが、それでも
この「アドリア海の真珠」と呼ばれるドゥブロブニクは
表向きは完全に立ち直りました。


あとは、このまま平和な時が続けば、彼らの心も徐々に
癒されて行くのだと思います。


c5-15

帰り道、突如ヤギの群れに出くわしました。こんな瓦礫の
上でも、立派に生きていけるんですね。


c6-16

運ちゃんにお礼を言って、ホテルに戻りました。きっとまた
アドリア海の太陽を見に来ようと思いつつ、今回の
ほいみんの旅は終了です。


皆様、今回も旅行記を読んで下さって有難うございました。


しばらく間が空くかもしれませんが、やっぱり旅は
やめられません。頭の中には行きたい場所がまだ少し
あります。海外浮遊の旅は、また続きます。


スイスクロアチア編 完