全体の資金量が小さかった頃は、人気離散から過熱までの
期間が長く、かつ定型的なパターンが顕著に現れていて、
欲張らなければ簡単に稼げた。
もっとも、全員が稼げたわけではないということは、一部の人が
そのパターンを見破って、それに乗っていたということだが。
最近の資金過剰の市場では、中間がなくて、どちらかに一瞬で
偏ってしまうため、なかなか大勢の人が同時に利益を得る
機会が無い。今回みたいな瞬間湯沸かし器にどれだけ早く
気が付いたかというのは、以前のような戦略戦術よりも、
(以前もそうであった)最終段階の度胸比べの様相を呈している。
度胸比べをする必要がない、ないしは以前ほどのリスクを取れなく
なった側から見ると、取れそうで取れない、参加できそうでできない
今の相場は残念でならないが、それを言ってもしかたない。
ただ一つ言えるのは、虎穴に入って虎子を得ることができるのは
虎穴に虎子がいるからであって、穴すらない状況と比べたら
今のほうが遥かに良いに決まっている。
突入するかどうかは、その人の度胸、リスク許容度、その他およそ
テクニックや技量と関係なさそうな要素の程度によるだろう。
いづれにしろ、チャンスはある。リスクもそれ以上にある。単にそれだけだ。