癖のある「テーマ」・・・バイオ | ほいみんの のんびり日記

ほいみんの のんびり日記

人生は旅である。誰もが言っているつまらない言葉だけど
本当なんだからしょうがない。

今年に入ってから、いくつかの「テーマ」で相場が盛り上がり
ました。「テーマ」は客観的に認定されるものではありませんが、
今年のテーマの中では、一番難しい(手を出せない)と思った
のがバイオです。(ほいみんの守備範囲上、新興企業を対象と
しています)

 

年初から新興市場が活況でしたが、一息ついたところからタカラ
バイオが材料を連発し大相場を演じました。それに連られて他の
バイオ株も急騰しました。

 

ほいみんは、一度ポートフォリオを組んだら動かさないのと、
バイオを買う決断がつかなかったことで、指をくわえて見ている
だけでした。結果で言えばチャンスを逃したのかもしれませんが、
決断が付かなかったのはそれなりの理由があります。

 

まず、新興市場のバイオ株は、ベンチャーでありながら
市場に流通する株式数が非常に多い事がほとんどです。公募、
売り出しが多いだけでなく、VCも多く、通常の新興企業のような
軽い値動きが期待できません。上昇には大きなエネルギーが
必要になります。

 

今年のバイオの活況相場は、新興がいったん大きく盛り上がって
一息付いた頃から始まったのは、この事と無関係ではないでしょう。
相場が盛り上がって資金がダブ付くくらいにならないと、個別では
ともかく、テーマとしてはなかなか盛り上がらないのがバイオ株の
重さだと思います。


今年1月の新興相場にしても、2月には需給が悪化するのはわかって
いたことですから、大きなエネルギーが必要なバイオが長い期間
テーマとして盛り上がると考えるには無理がありました。

そして、何よりもバイオ株には深刻な問題があります。
それは、圧倒的とも言える業績の悪さと下方修正の多さです。
例を挙げるまでもありませんが、バイオ系新興企業の業績の
悪さと下方修正の多さは目を覆うばかりです。
はっきり言って、経営者と呼べるような人が会社の中にいるの
だろうか?
と思う位のいい加減な妄想的業績予想と下方修正の
連続です。(一つだけ例を挙げれば、オンコセラピーが、業績予想
の下限と上限を出していましたが、実体はどうなったでしょうか?
業績予想とは何か?という事を考えさせられてしまいます)

 

バイオ株の妥当株価を算出するときには、PERを使わずに時価
総額を使う事がほとんどだと思います。余りにも業績が悪すぎたり
赤字だったりして、PERを適用する事が不可能だからです。
しかし、バイオ株にのみ時価総額を適用する客観的妥当性は全く
ありません。単に株価に客観性を持たせるための苦肉の策でしか
ありません。

 

いくらテーマとして盛り上がりを見せても、下方修正が一発出ると、
その衝撃は並みの企業の比ではありません。一気に熱が冷めて、
とてもじゃないですが投資する気がなくなります。それほどまでの
業績の悪さがバイオ系企業にはつきものです。

 

開発している薬や治療法が、成功した暁には数百倍、数千倍の
リターンが得られるものならば博打的な投資もありかもしれ
ませんが、実態として、そのようなものを開発している企業など
あるのでしょうか?

 

ということで、バイオというテーマに乗る場合は、決算発表に
期待して、というような事は現時点においては厳禁とも言えます。
あくまでも短期勝負に徹しつつ、現実的とも思われない噂や他の
銘柄の材料で連れ高している場合は、早々に退却することが無難
だと、ほいみん個人は思っています。