防犯カメラは万全ではない |  ライター稼業オフレコトーク

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記事にできなかった裏話などを披露していきます。

 犯罪者が捕まった時、防犯カメラによって犯人が特定されたというニュース映像がよく流れる。それほど防犯カメラは効果があるのか? それによって国民は防犯カメラの増設を仕方ないと受け入れるのか? 

 先日、防犯カメラが万全でないという出来事があった。知人が朝のラッシュ時に階段で人にぶつかられ転倒し、階下に転げ落ちて尾骨を骨折してしまった。犯人は知らん顔してそのまま電車に乗って逃げたという。

 早速、駅の防犯カメラで犯人捜しを行ったが、後ろ姿がチラッと映っただけで結局はわからずじまいになってしまった。これが刑事事件なら警察が徹底調査するのかもしれないが、知人の場合はそれで終わりだったという。

 結局、仕事は一カ月以上休むことになり、治療入院費もかかってしまった。その日は有給休暇を使用していたため労災認定もされなかったので自費だ。まさに怪我のさせられ損で泣きじゃくっていた。なんのためにあちこちある防犯カメラなんだと怒り心頭だった。

 

 

 こんな例は他にもあるはず。テレビで紹介される防犯カメラによる犯人逮捕はごく一部に過ぎないのだろう。にも拘らず防犯カメラ必要説が高まり増設されれば、日本も監視社会になってしまうだけだ。

 防犯のための監視は確かに必要なのだが、今回みたいに「犯人特定の決め手になる」と期待させながら、結局は何の役にも立たず「被害者が泣き寝入りさせられる」ような事例を目の前にするとなんか複雑な心境になる…。

 

 まぁ、過度に期待しないことだ。

 

 

[編集後記]

 友人はエレベーター内の監視カメラに怒っていた。以前は彼女と二人っきりになるとキスをしていたからだ。時にはお尻も触っていたという。お前みたいな奴がいるから設置されるんだよ。