36度48時間の震撼 |  ライター稼業オフレコトーク

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アイドル記者を皮切りに、心霊関連、医療関連、サプリ関連、
コスメ関連、学校関連、アダルト関連、体験取材など様々な
分野の取材執筆をしてきました。
ここでは当時の面白かった話や貴重な情報、取材で思ったこと、
記事にできなかった裏話などを披露していきます。

 サプリメント関連の仕事をしているといろいろな人と知り合う。そして、知りたいけど知りたくなかったというような話を耳にする…。

 

 調味料で有名な誰もが知っている一流企業の元社員と出会った。勤続30年なので裏の裏まで何でも知っている人だ。その人が言うには…

「私は絶対コンビニ弁当は食べません!」

 しかし、そういう人は一般人でも多いので珍しくもない。たいていの人は添加物が入っていることを知っているからだ。だから、健康を意識する人はわざわざ買いに行ってまで食べたりはしない。逆によく食べる人は、日本の食品安全基準はしっかりしており、健康被害が出るほどではないと思っている。確かにそうなのだろうが、元社員から詳しい話を聞くと絶対食べたくないと思ってしまう…。

 

 

 コンビニ弁当は「36度の温度の中で48時間持たなければならない」という基準があるらしい。36度なんて、たいていのものは早々に腐る。それが2日間も腐らないような添加物(保存料)を使うというのだから、相当強烈な化学調味料であることが分かる。

 元社員の会社は、その化学調味料を研究開発しており、彼は生々しい開発室の現場を見ているので「恐ろしくて喰えない」というのだ。確かに死ぬほどのものではない。死にはしないが自然界にない大量の化学物質をわざわざ体内に入れたくはないと言う。自分の体に変化がなくても子供や孫にどんな影響が出るか分かったものではないとも言っていた。

 今まで、たまに食べるのなら害はないと思っていたが、化学調味料を作っている有名企業の元社員からそのような話を聞くと説得力がある。もう少し健康でいたいから、なるべくコンビニ弁当は控えようかなと思ってしまう。

 しかし、そんなことばかり言っていると、何も食べるものがなくなってしまう。スーパーに行っても、何もかもが変な化学調味料を使っているような気がして、買うのをためらってしまう。結局、本当の安全を口にするには、一から自分で作るしかないってことなんだな。

 

[編集後記]

 以前、生活の貧しいコンビニのアルバイト店員が、消費期限切れの弁当を持ち帰って食費を浮かすというニュースが話題になった…。さすがに毎日食べていたらマズイんじゃない?