ライター稼業オフレコトーク

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アイドル記者を皮切りに、心霊関連、医療関連、サプリ関連、
コスメ関連、学校関連、アダルト関連、体験取材など様々な
分野の取材執筆をしてきました。
ここでは当時の面白かった話や貴重な情報、取材で思ったこと、
記事にできなかった裏話などを披露していきます。

 佳子さまの皇族としての公務がめざましい。皇族好きの女性週刊誌はもとより、男性週刊誌でも多く記事が取り上げられている。もっともグラビアの方が多いが。ともかく日本のプリンセスとして国内外で活躍する姿は誇らしい。

 

 

 話は遡り、5月のギリシャ訪問を終えて帰国した佳子さまの語彙力がとやかく言われた。

 ペルー訪問で散々叩かれたため、その後は一生懸命言葉の勉強した成果は出ていたらしいが、今回は「醍醐味」という単語を使っただけでケチをつけられている。別にいいじゃないかと思う。

 ペルーのマチュピチュでは「おぉ~って感じ」と言っただけでボロクソだ。一般人なら許されるが、皇族にはふさわしくないんだと。可哀想な女性だ。言葉の自由もないなんてどこかの社会主義国と同じじゃないか。

 

 ペルーで酷く叩かれた「おぉ~って感じ」は、とても素直な感情で、気持ちがこちらにも伝わってきた。個人の感情表現なのに、人に説明しなきゃいけない言語を強要されるなんて、なんとも不自由なことだ。

 

 

 美味いものを食べると誰でも思わず「美味い!」と言ってしまう。それが個人の感想としてすべてを物語っている。それ以上のものはない。なのにそれをわざわざ「まったりとした味で、あとからスパイスが効いてきて、舌にまとまりつくような…」などと言わなきゃいけないのか! クソめんどくさい!

 

 

 きれいな景色を見て「絶景だなぁ!」とだけ言っちゃいけないのか。赤ちゃんを見て「可愛い!」とだけ言っちゃいけないのか。いちいち説明しなきゃいけないのか。

 思わず口についた感情表現に理屈なんかいらない。

 皇族だからという立場は抜きにして、誰がなんと言おうと「おぉ~って感じ」は気持ちがダイレクトに伝わってきたから私は支持する。なによりも親しみを感じた。皇族である前に一人の若い女性としての魅力を感じた。

 

 

[編集後記]

 それでも「皇族は別」として、私の考えを否定する者が多い。佳子さまの粗探しを目にすると辛くなる。人生で一番楽しいはずの20代を国に捧げて頑張っているのに。