先日、「市民農園を借りて家庭菜園に挑戦しようと思っているんです」という方と話す機会がありました。

私が週末農夫をしていることを知っていて、いろいろ質問してくれました。


その会話の中で「"畝”って"うね”って読むんですね!」と驚いた様子。

びっくりしたけど「畝」って確かに家庭菜園の話題以外ではめったに出てこない言葉かもしれません。


ってことで、私の過去のブログを見てみたら、「畝」「マルチ」「芽かき」「連作障害」・・・なんて言葉が沢山出てたので、少しだけよく使う言葉について書いてみます。

 

ってことで、今回は畝について。

畝とは、畑で作物を育てるために土を盛り上げてつくる列のことです。水はけをよくしたり、野菜の根が伸びやすくなったり、畝と畝の間を畑作業のための通路にしたりする役目があります。


そしてこの畝には実は「向き」があります。

・南北に畝をたてる

この向きは、太陽が東から西に移動しても、全体的に日が当たり安くなります。太陽の光が野菜に均一に当たるため、生育に差がなく野菜つくりに適した向きと言われています。



・東西に畝を立てる

 この向きは、太陽の光が一番南側の畝にはよく当たります。その北側の畝には日が当たらなかったり、同じ畝でも太陽の位置により隣の野菜が陰になったりして日が満遍には当たりません。

 

でも実は私の畑は東西畝です。

本当は教科書通りに南北畝にしたいところですが。

南北畝は南側に背の低い作物を植え、北側に行くほど背の高い作物を植えると一日中どの野菜にも日が当たります。



しかし私の畑は市民農園の一角なので、北側に背が高くなるトウモロコシやスナップエンドウみたいなものを植えると、それらの影がすぐ北側に隣接する他の方の区画に陰をおとし日陰にしちゃうんですよね。


だから我は東西畝。

一番南側にはついこの間まで背の低いベビーリーフ、スナップエンドウ。真ん中には背が高くなるトウモロコシとミニトマト。一番北側には地面を這う様に葉が伸びるサツマイモと日陰の影響がない端っこの通路側に茄子を育てています。

 


こうした畑のルールは実際には教科書通りにいかないことが沢山あり、実際にやってみないと気づかないことも。

こんな時に頼りになるのが先輩農夫さんたち。私よりも年配の方で自らの畑を耕しながら他の方の面倒も見てくれる頼れる存在です。

経験豊富で教科書に載っていない豆知識が一杯で、相談すると嬉しそうな顔をして何でも教えてくれます。

 


植物にとって日当たりはとても大事。

でも多くの人が借りている市民農園では人と人の関係はもっと大事。

時には物々交換があったりもしてね。

土に触れ作物と会話する楽しみは周りの人との良い関係がないと成立しないのかな。

すこし週末農夫の人生哲学っぽくなってしまいました。


次回は「マルチ」について少し書いてみます。