―人間ドックと検査入院を終えて思うこと―
検査結果を聞きに病院を訪れた日。
待合室で長い時間を過ごしました。
担当医の口から「良性です」と告げられたとき、正直ホッとしました。
でもその後すぐに続いた言葉は
「今後は半年から1年毎に経過観察を続けましょう」
それを聞いた瞬間、完全に解放されたわけではない、そんな複雑な気持ちが残りました。
“良性”という言葉に安堵しながらも、どこか心の奥では「今回はセーフだったけど、次は…?」という小さな不安。
それでも今は、
「気づけてよかった」
「ここで一度検査してよかった」
そして「取り敢えず、何もなくてよかった」
そんな気持ちの方が大きくなっています。
紹介状を持って初めて消化器内科専門医を受診し、検査入院を経て、良性の診断がでるまでの2ケ月は長かった様な短かった様な時間です。
そして、家族の存在のありがたさをあらためて深く認識した時間でした。
「何かあったときに、頼れる人がいる」
「心の中の不安を言葉にできる人がいる」
「黙って不安を聴いてくれる人がいる」
これほど心強いことはありません。
同時に、自分の身体とどう付き合っていくか、これからの時間をどう生きていくかを考えるきっかけにもなりました。
医師から「経過観察」と言われたとき、
「これからも健康に生きていくための贈り物」なんだと受け止めることにしました。
これまで健康って当たり前のことだと思っていました。
でも、こうして検査結果に向き合い、自分の身体に向き合ったことが、これからの生き方にとって大切なことだと感じています。
自分の身体に向き合うこと、自分の今に向き合うこと、自分のこれからに向き合うこと、そして自分と家族に向き合うこと、そして、そして。。。
これを読んでくださっている方の中にも、
「検査は怖い」「面倒だ」「何もなければ行かなくていい」「自分は大丈夫」と思っている人がいるかもしれません。
でも、今私は思います。先送りにしても自分にも家族にも良いことは一つもなかった。早めに動いて良かった。
そう心から思っています。
飲み会の席とかで「俺はどこどこを手術した」「私は血圧が高く〇〇の薬をのんでいる」って病気自慢大会がありますよね。
でもそんな自慢はしたくないし、聞きたくないなー。
自慢するなら健康自慢が一番ですよね。
“異常なしがゴールじゃない”し
“還暦も過ぎると身体には色んなことがあって当たり前”そして”ガタがきているかもしれない”
次の人間ドックのとき、「変わりありませんね」との医師の言葉を笑って聞けるように。
そして、自分らしく元気に毎日を耕せるように。
今回の経験を、ここで一度、記録として残しておきたいと思い綴ってしまいました。

