大昔のこと、俺が30代だったころです。
当時は…仕事にありつけなくてね。
毎日のようにハロワに出かけてました。
単なる興味本位で、
地元のローカル局が営業職の求人を募集していて
おまけに「初心者歓迎」なんて書いてあったものだから
面接へと出かけたんだ。
事務所…と言うよりは、
民家の一角で面接を受けた気がします。
初心者歓迎とか言いながら
「こういう業界の経験者が欲しい」と言われ…
更には「若い(20代)なら教え甲斐があるけど…」
とか言われる始末。
でも…当時は仕事に就きたい一心だったので、
それこそ、すがるような気持ちで喰らいついていたっけな…
でも、何を言っても首を縦に振ってはくれなくて…
その場で不採用が言い渡された。
でも帰り際にこんなことを言われた。
「何かキミとは…今後何かで一緒に仕事をするような気がする」
だったら今雇えよ!と内心思いましたが…
そこは「そうですか?その時はよろしくです」とか言ったと思う。
今思うと…単なる「慰め」と言うか
気休めだったのかもしれませんが…
あれから…20年は過ぎたと思います。
その時の担当者の名前も既に忘れているし、
そもそも、その放送局と何か繋がる仕事もしていません。
おまけに…俺の住むところでは、
その放送局も受信しませんからね。
縁があったんでしょうかね?
俺が覚えていないだけで。