米ドルを両替してきてくれ、
と頼まれた。
二つ返事で了承し
昼休みに銀行まで行ってきた。
受付で外貨両替を申し込んだら
別のブースに案内され
偽札チェッカーに通され…
で、終わるかと思ったら
「この外貨の入手先は？」
と今までにない質問を受けた。
正直に知人から依頼されてきた。
言葉の問題もあるので
代わりに来た、と伝えたら…
「その頼まれた本人も一緒じゃないといけない」
とか言い出す。
え？別にお札に名前が書いているわけじゃないのに
そこまでするか？
そりゃ何万ドルってお金なら
そういう必要はあるだろうけど、
たかだか数百ドルのことだ。
なぜ本人が来れないのか？
ここに来れない理由でもあるのか？
まるで警察の尋問だ。
結局…なんだかんだで
融通を効かしてもらって
両替はしてもらえたけどね。
海外からの取引先から
お金を送金してもらうことがあるけど
今までは電話の口頭だけで受理されていたのに
最近は、どういうお金なのか
何のやりとりなのか、
貿易に出したのであれば
その際作成した書面なり
契約書等を全て
銀行へ提示しなければいけなくなった。
まぁ、面倒くさいし、
書面を用意したからと言って
銀行が受け取る手数料が安くなるわけでもない。
手間ばっかりかかるようになった。
話を聞くと、
海外からテロ組織に送られるお金を
阻止するため、とのこと。
疑ったらキリはないけど
そこまでしないといけなくなったようだ。
まぁ、分からないでもないし
実際にそういうお金が海外から
日本に届いているのかもしれない。
念には念をってことだろう。
逆に外貨を購入する際も
その理由が必要だそうです。
適当に米ドルにして持っておくことも
難しくなったみたいです。
時代が変わったなぁって思います。