親が悪いわけじゃないけどね | おっさんのブログ

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日々の出来事、思ったことをダラダラ書いています。

さっき金スマを見ていて
発達障害に遭われた方を特集されていた。

俺は…別に発達障害でもなんでもない。
ごくごく普通に
出来の悪い子供として育った。

数十年前の子育てだから
何が正しくて何が間違っていたのかなんて
当時は分からなかったと思う。
でも…俺は親に褒められたことがあまりない。
何かお手伝いとかしても、
そうすることが当たり前と言う感じで
ありがとう、の一言もなかった。

勉強ができる他所の家の子は褒めても
デキの悪い俺を褒めることはなかった。

今でも鮮明に覚えているのは…
毎月雑誌とか買ってもらうと
表紙に出ているモデルの子供は
歯並びもきれい。
「この子は歯並びがキレイだねぇ」
って母親が言った。
当時の俺は歯並びも悪く
おまけに虫歯だらけ…
全然知らない他所の子と比べられたことが
ものすごく悲しかったし
妙に悔しかった。
自分ではどうすることもできないことに
苛立ちもあった。

当時は…担任の先生も
似たようなことがあった。
極端に言えば、
学力の優秀な子は優遇され
デキの悪い子供はジャマモノ扱いされた。
全てを否定されながら
毎日学校に通っていた。
当時は子供に「ストレス」なんてことは
存在しないものと言われていたからね。
なので…学校に行く楽しみなんてなかった。
敢えて楽しみと言えば、
好きな女の子に会えることと、
給食くらいだった。
授業で何をやっていたかなんて
殆ど覚えていないし、
ヒドイ時には自分の子供が
いかに優秀かを言って
俺たちをバカにしていたっけ…

「やりたいことをさせよう」って
番組の中で言っていた。
俺も…勉強以外で
空手を習いたいとか
剣道を習いたいとか、
そろばんをやりたいとか、
いっぱい親に言ってみた。
でも、返ってくる答えは…
「どうせ直ぐ止めるだろ」だった。
やりもしないのに、
どうしてそんなことを言うのか…
意を決して親に話したのに
鼻で笑われた。
今思うと…経済的な理由があったんだと思う。
デキの悪い息子に投資をしたくなかったのだろうね。
現に、姉にはピアノを習わせ
妹には習字を習わせていた。
塾とかそういうのに行かなかったのは
俺だけだ。
まぁ、ほぼ独学で英語を話せるようにはなったけどね。

なんでもかんでも与えることが
いいわけではないけど、
子供の真剣さに向き合わなかった親。
恨んではいないけど
「アンタ間違っているよ」
と今は言える。
人並にしたかったのだろうけど
結局親や先生は
俺にとって反面教師でしかなかった。
別に感謝をしていないわけじゃないけど…
今なら笑って許せるけどね。
でも、子供時代にしたヒドイ仕打ちは
忘れることはないと思う。

時代が違った…そうかもしれない。
今みたいにネットで繋がっていたわけじゃないし
分からないことを誰に聞いていいかも
分からない時代だったからね。

俺が本気で空手をしたかったら
You Tubeで独学で学んでいたかもしれないし。

結局…俺が本気じゃなかったって
ことなのかな?
人のせいにしてばかりいただけなのかな?

それでも…今を生きているんだから。
自分で出来ることを
精一杯やるしかないか。