元カノの家… | おっさんのブログ

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日々の出来事、思ったことをダラダラ書いています。

ひょんなことから
昔利用していたアドレス帳が出てきた。
懐かしい名前もあったし
誰だっけ?と首をかしげる名前もあった。
ポケベルの番号とかもあった。
そして…030から始まる携帯番号等。
今登録したら、何人かはラインで繋がるかもしれない。
でも…もう四半世紀前のことだ。
誰も俺のことを覚えてはいない…

そんなアドレスの中に
元カノ(と言っていいと思う)の住所もあった。
以前、ここにも書いたことがあるけど
用事で広島に向かう時、
必ず彼女が住んでいた街を通り過ぎる。
(今も住んでいると思う…)
その度に…彼女のことを思い出す。
良くも悪くも…
俺の運命を狂わせた人…
この女性から遠く離れたくて
敢えて東京での就職を希望したんだっけ。
(これも大間違いだったけど…)

風の噂で、(て言うか事実らしい)
彼女は俺と別れた後
(正式には俺はフラれた…)
同じ職場の年上の人と結婚した
と聞いた。
もちろん…別れた後は会うこともない。
会う機会もない…
分かれる前に一度だけ、
彼女が住んでいた家(アパート)に行った。
先に就職した彼女は一人で生活をしていた。
あまりの寂しさから…彼女に電話をして
「今から会いにおいで」と言われ、
高速バスに乗って会いに行ったんだ。
駅からタクシーでアパートに向かい
一泊だけして帰った…
それが最後になるなんて思わなかったけどね。

数年前、急な思い立ちで
その街まで出かけたことがある。
でも、その時はアドレス帳の存在もなかったので
記憶だけを頼りに…
駅からタクシーでワンメーターくらいで行けるところを
色々と探ってみたけど…
20年以上も前のことで
何もかも変わっていて…何の手掛かりもなかった。
駅の近くのスーパーに寄って
「ここで買い物とかしているんだろうか?」
そんなことを思うだけで終わった。

そして…アドレス帳から住所が判明し
ナビを頼りに出かけてみた。
目的地周辺には
車を停めれる場所がなかったので
大型スーパーに車を置いて
グーグルのナビを頼りに歩いてみた。
目的地に到着の案内…
何かの建物の2階だったのは覚えている。
その建物は…健在だった。
表札もなかったし、ポストにも名前はなかった。
でも、誰かがそこで生活をしていた。
彼女ではない別の誰かが…
そのアパートをぐるりと一周して…
終わり。
四半世紀も過ぎているんだ。
景色はずいぶん変わったと思う。
でも、一緒に買い物したお店も
まだ健在だった。
「ここで買い物して…一緒にご飯を作ったな…」
なんて思い出した。

今は…どこに住んでいるのか
もちろん情報はない。
共通の友達がいたハズなんだけど
連絡先なんて分からない。
名前すら憶えていない…
仮に分かったとしても
四半世紀前の人なんて覚えていないだろうし、
俺も突き止めようとは考えていない。

ただ、彼女は…
恐らくその街で幸せに過ごしている…
そう思いたい。

彼女の幸せに…俺は必要ないんだ。
俺は…通り過ぎた人の一人。

その周辺にいたのは10分もいなかったと思う。
変質者と思われてもいけないのでね。

そして…帰宅した。
写真も何枚か写したけど…
ここで載せるわけにはいかない。

ただ…俺はいつも広島へ行く際、
その道を毎回通っていたことに気づいた。

20年以上も昔のことを
今でもひきづっているのだろうか?
記憶はだんだん曖昧になってきている。
そして…俺は彼女にふさわしくなかった。
それを認めたくないだけなのかもしれない。

すっかり忘れることができるような
そういう人に早く出会いたいものです。

ちょっと辛いドライブでした…