知らないうちに自分を自慢していたりする。
また、それを聞いて
「イラ!」とすることも多々ある。
ただ、昨日ふと思った。
それってセックスアピールの一つなのでは?
クジャクが羽を広げて
メスにアピールするように、
鳥が美しい声で鳴くように。
昔通っていたスポーツクラブにいた
変な会員さんもそうだった。
俺は彼のことが
どうやっても好きになれなかったし
周りの人のように
彼を「いいヤツ」とは思えなかった。
仕事が忙しい!
日曜日も出勤だ!
仕事の内容はわからないけど
それだけ自分は会社に必要とされている
稼ぎもある、
そういうことが言いたいのかも?
女性にしたら収入が高いに
越したことはないからね。
(ただ、彼は日曜日のジムに来てたけど…)
昨夜は朝まで飲んでいた
それだけの体力がある、
しいて言えば「精力がある」
とでも言いたいのか?
また、それだけ飲める財力もあり
付き合ってもらえる仲間もいる、
それだけ人望もある、
とでも言いたいのか?
どちらも傍から聞いていると
「だから何?」と思ってしまう。
でも…知らないうちに
俺も同じようなことを
周りに言っている気がする。
俺もどこか自慢したいのだろう。
そしてアピールしたいんだろうね。
特別と思われたい、
極端なことを言えば
俺に子孫を残したいだろ?
とでも言いたいのかもしれない。
無職の人からしたら
(働きたくても働けない人)
仕事が忙しいなんて聞くと
羨ましく思う。
お金のない人、
また友達のいない人にしたら
朝まで飲んでいたと聞くと
外で飲めるお金があるって羨ましい、
一緒にバカできる仲間がいるって羨ましい
そんなふうに思うかもしれない…
知らず知らずのうちに
男も女もセックスアピールしている。
それに群がるメスやオスを選ぶように。
女性がキレイでいたい、と思うのも
その一つだし、
特に何もしていないことを言う人は
「素材が違う」とでも言いたいのか…
俺には…何もアピールするものがない。
だから…誰も俺には寄ってこない。
「見ている人は見ている」
ってよく聞くけどね、
人知れず努力をしているわけでもないし
特別な才能があるわけでもない。
つまり…誰も見ていない。
神様にも見えていないんじゃないかな?
それ以前に…
俺は人から疎まれる存在だから。
何もしていなくても
そこにいるだけで
周りを不愉快にさせてしまう…
それに耐える姿を
誰が美しいと思って見てくれる?
俺はクジャクのように
美しい羽を持たないから…
種を残すことができない。
経済面も年齢面も
全てにおいて…俺は弱者になった。
過去の栄光もない。
何より、俺はもう若くないのだ。
色々なものを諦めなくてはいけない。
身分相応の生き方をしなければね。
逆に言えば、
見られていないというのは
自由でもある。
好き勝手できるってこと。
人に嫌われることが前提なんだからね。
ただ…嫌われようとは思っていないけど…