リーダーにはなれない俺… | おっさんのブログ

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日々の出来事、思ったことをダラダラ書いています。

AKBの総選挙の結果を見た。

その後の番組でたかなみがメンバーに向けて
はなむけの一言とか言ってる時、
どのメンバーも「ありがとうございます」
とか、感謝とか尊敬の言葉を述べていた。

ふと思い出したことがある。

もう15年も昔のことだけど…
アルバイトを束ねるようなことをしていた。
殆どが女の子で、学生で、
俺も年上の「お兄さん」らしく
尊敬されるような、
頼りにされるような、
そういう存在になろうと頑張っていた。

でも…結果は…
尊敬どころか、
ウザイ存在にしかならなかった。

正しいことを、社会で通用することを
俺は教えていたつもりでいた。
それこそ…彼女達が就職試験とか受ける時に
的確なアドバイスをしてあげたり、
恋愛で悩んでいる時に助言を与えれるような
そういう存在でいたいと思っていた。
そういう「お兄さん的」な存在を
俺もできるように努めていたつもり。
でも…実際は…
タダのウザイおっさんでしかなかった。
相談されることもなかったし、
何かアドバイスを求められることもなかった。
そのアルバイトのミスを俺が謝っている姿も
彼女達には何にも映らなかったようだ。

俺がその職場を去った後も
バイトの子たちから連絡が入ることもなかった。
むしろ、喜ばれていたんだって思う。
「ウザイ」だけの存在だったんだろうな、って
改めて思う。

バイト同士の仲間で
飲み会とかなんとかしていたのは知ってる。
俺は…その会に一切呼ばれなかった…
お兄さん的なことすら一切させてもらえなかった。


俺は…リーダーの器じゃないな、って
今になって思える。
彼女たちの(人生の)先輩として
色々教えてあげて、頼られて…
何年か後には、結婚式にも呼ばれて…
なんてことを期待していた。
でも、彼女たちの中には俺のことは
一切残らなかった。
尊敬もなければ、頼りにもしなかった。
現に俺は嫌われて、疎んじられて
辞めさせられたようなものだしね。
俺が辞めて、誰もが喜んでいたのも知ってる。

俺の半分も生きていない女の子には
メンバーだけじゃなく、
世間からも尊敬されて
同じように仕切っていた(つもりの)俺は
疎んじられていた…

後になって気づいたことではあるけど
俺は人の上に立つような人格ではない。
現に…俺に対して敬意を払う人は一人もいない。
今の仕事、今の給金を考えればそうなる。

もっと頼られる人になりたかった。
もっと「友達」或は「年上のお兄さん」みたいな
そんな存在でいたかった。
でも…結果は…ただの胡散臭い人でしかない。

その当時アルバイトとして働いていた子も
今は30代後半だろう。
結婚して母親になっているかもしれない。
彼女たちの人生に
俺は必要なかった。
必要性を求めていた俺が間違っていたんだ。
俺は…リーダーとしての器はない。
何年か前までは、そういうチカラがあると
自負していたんだけどね。
大間違いでした。


街中でその当時のアルバイトの子に会ったとしても
俺に声をかけてくることはないし、
気づかれもしないでしょう。
俺は…所詮そういう存在なのだから。

誰からも愛される人物ではない。
尊敬もされない。

それなのに…何を勘違いしていたんだろうね。
アルバイトしていた子たちの人生を
俺が始動しようとしていたなんて…
大間違いだ。

俺が辞めた後も…
その子たちから連絡もない。
俺も…辞めたと同時に彼女たちの連絡先を削除した。
それがマナーだと思ったから。

俺は…器じゃなかったんだな、
10年以上過ぎているのに
改めて思い知らされた。

ただの胡散臭い大人だったのだろうね。
それこそ…10年も過ぎれば
思い出からも消されているだろうし…

俺も…何を勘違いしていたのだろう…
俺の言葉なんて…誰にも響かないのに…