まぁ、たまにはどうでもいい(どうでもよくないけどw)お話を。


昨夜、閉店後の「日がさ雨がさ」さん@四谷三丁目に、長野県伊那郡中川村の米澤酒造(今錦)のスーパー蔵人伊沢広海さんのプチ壮行会(勝手に命名)にお邪魔してきました。


つーか、


伊沢さんの関係者が勝手に集まって呑んでただけ


という噂もありますがw


宮澤店長、お招き(というか勝手に押し掛けたw)ありがとうございました。

お邪魔するたびに出禁になってないか心配なワタクシだったりしますがw



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


今から人を殺してしまいそうな表情の宮澤さんw


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


伊沢さんの漢(オトコ)のウインク!w


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


宮澤さん、顔が動いてないしw

地酒屋こだま TAKE’s ROOM

なんだかめちゃめちゃ楽しそうなワタクシw



僕と伊沢さんの縁を繋いでくれたのは、他ならぬ宮澤さんだったりする訳なのです。

スーパー蔵人、という命名も宮澤さんだったりする訳なのです。

その二人の間に挟まれて、ご満悦な僕だったりする訳なのです。


ありがたや、ありがたや。


伊沢さんも11月からの仕込みに備えてただいま最後の充電中。

25BYの意気込みや新たな挑戦などもたくさん伺うことができました。

24BYで掴んだものをさらに発展させた今期の造り、心より期待しています。


そんな今錦の秋酒、遅ればせながら来週中頃より地酒屋こだまに入荷です。



 

定休日を利用して日帰りで行ってきました。

覚悟の上とはいえ、一泊、いや、二~三泊してきたかった!(笑)

文字通り駆け足となりましたが、簡単にご報告させていただきます。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


前日が「別館ちょこだま」の営業だったので朝起きるのがちょっと辛かった!今回は生まれて初めて格安航空会社(LCC)利用のため、成田へ向かったのです。それにしても便利になったなぁ・・・大塚から一時間ちょっとで成田空港だもんね。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


という訳ではじめましてのジェットスター。

欠航が多いだの遅れるだのトラブル時のフォローが最悪だの、事前にいろいろ調べて当日までかなりドキドキしておりましたが、結果的にまったく問題なく快適に過ごせました。座席は確かに狭かったけど僕にはまったく問題なし(身長180cmとか太っている方はちょっとキツいかもね)。案内やCAさんも普通だったし、要するに「トラブルがなければまったく問題なし」って感じなのかも知れませんね。

それにしても成田→関西空港が4,000円ちょいってやっぱり貴重、助かります。



で、まず訪問したのがこちら。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


あ、まだ暖簾が出る前でした。


素朴料理 日本酒 あらまつ


友人であり、料理人として尊敬する荒松成徳さん(しげちゃん)のお店です。

実に普通じゃないスタイルで、実に真っ当で美味しいお料理を食べさせてくれます。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


こんな写真じゃ何にも伝わりませんが、僕にとっては日本でいちばん美味しい「おひるごはん」でした。どのくらい?って、このためにわざわざ飛行機乗ってきてもいいくらい。それほどまでに価値のある、美味しい「おひるごはん」でした。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


二か月前に生まれたばかりの荒松家の小さな王女さま。

いやー、ちっちゃくてかわいくて、もうホントにホントにキュート。


しげちゃん、まぁちゃん、わがまま聞いてくれて本当にありがとう。ごちそうさまでした。



めちゃめちゃ幸せな気持ちになりながら、まずは天王寺に向かいます。

おお、天王寺だと思いながら(笑)急いで近鉄に乗り換えます。

もうね、乗り間違えたら洒落にならんのでけっこう必死です(笑)



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


で、吉野行きの急行。

なんというか、シンプル(笑)

国電型の座席(って今は言わないかw)でのんびり向かいます。


・・・・・と、この辺で睡魔がマックス(笑)

はっと気が付くと、深い森の中を走る寂しい単線になっていました。

おお、なんだか知らんけどずいぶん遠くに来た気がする。


それもそのはず、吉野は里でもあるのですが吉野山と呼ばれる山に囲まれた地域だったのですね。吉野川から吉野山、というか正確には大峰山脈の総称が吉野山らしいのですが、桜や信仰登山でも有名な地域なのですね。そういえば僕が小学生の時に最初に覚えた百人一首は「朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里にふれる白雪」でした。ああ、なんだか感慨深い。ちなみに僕、中学校の時は全校百人一首大会で三年連続TOP3に君臨していました(えっへんw)。



駅前には専務で杜氏である橋本晃明さんが迎えに来てくださいました。

橋本さんとは今年の5月のアル添酒フェスティバルで初めてお会いした後の8月に、偶然の出逢いがありました。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


左から、橋本さん、本金の今井くん、湯川の尚ちゃん。

この時たまたま地酒屋こだまを訪ねてくれたのです(尚ちゃんとは農大ラクロス部の先輩後輩の間柄だそうで、これも偶然の出逢い!)。もともと橋本さんの造る酒にはたいへん興味を持っていたのですが、このご縁もあって蔵を訪ねることになりました。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


花巴を醸す「美吉野醸造」さん。

吉野川のたもとにひっそりと佇む小さな蔵、そんな印象です。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


ほら、蔵の裏側がすぐ吉野川です。

昭和34年の伊勢湾台風の時には蔵の中まで浸水したそうで、今年も一度だけ「あと30cmであわや浸水」ということがあったそうです。なかなかスリリング(なんて笑ってられませんが)。


美吉野醸造は地元での契約栽培にも力を入れ始めています。きぬひかり、ひのひかりなどの一般米をはじめ、吟のさと、山田錦などの好適米にもまだまだ少量ながら取り組んでいます。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


これは蔵から車で5分ほどのところにある、有機合鴨農法で栽培する山田錦の田んぼです。とにかく水は豊富なので、場所と人手さえあればいろいろな可能性を秘めているように思います。こういった取り組みは応援したいですね。



では、蔵の中を簡単に。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


蒸米は和釜に甑。

洗米は今期25BYよりMJPを採用するそうで期待が高まります。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


蔵の心臓部、麹室。

窓の外に吉野川が見えます。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


最盛期は2,000石程度を造っていたということが納得の広い麹室。

地元の名産である吉野杉を使った迫力のある麹室は、先の伊勢湾台風の浸水を受けてこの2階に造ったといいますから50年ほどになるようです。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


麹室の外にある枯らし場。

奥の部屋は24BYまでは酛場だったそうですが今期から1階に移設となります。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM

蔵の入り口から左側の、道路に面した部屋はこんな石垣になっていました。

その土地その土地の工夫がこんなところにも見られるのが地方蔵の楽しいところです。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


発酵用のタンクが並びます。

この解放タンクの他にサーマルタンクも幾つか併用しています。

600Kg、もしくは1,200Kgでの仕込みが主となります。



橋本さんが蔵に戻ってから、20BYからが橋本さんの本格的な造りのスタートと言えそうです。当初は約50石からのスタートとなり、花巴伝統の「酸の強さ」を意識した酒造りの中で現在の酵母無添加の速醸や山廃へと発展して、現在では造りの時期の手伝い2名を加えて150石程度を造ります。蔵の裏手にある浅井戸(2Mくらいだそうです)から豊富に湧き出る大峰山系の伏流水(軟水)を、地元をはじめ各地の米を使い、協会酵母に頼らぬ酒造りに努力しています。まだまだ定まらぬ点も多く試行錯誤というか好奇心旺盛というか、きっとこれから数年を掛けてとんでもない形に進化してくれる酒だと感じています。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


橋本さん、これからよろしくお願いします!

地酒屋こだま TAKE’s ROOM


ってまた抱きつくし(笑)



美吉野醸造、橋本さんの醸す花巴。

個性的なお酒が近いうちに地酒屋こだまの仲間に加わります、ご期待ください。



さてさて、急いでなんばに戻ります。最初のお目当ては・・・・・


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


サケとスミビとロシュタン!


以前より遊んでいただいていた大阪焼トンセンターの田代さんが独立して今年の5月にOPENしたお店です。ずっと来たかったんだけどやっと来れた~~~。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


左から、美吉野醸造からずっと付き合ってくれたながやん、中央奥が店主の田代さん、手前がもう20年近くのメタル呑み友(笑)るみぞーです。あ、写真撮ってくれたの久しぶりに会えたハナヤマくんだー。


田代さん、ごちそうさまー♪

地元に愛されてる感いっぱいの素敵なお店でしたー。



ほんで駆け足でもう一軒。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


難波 紅炉庵(こうろあん)


なんば駅直結のホテル一栄の1Fにある、めちゃめちゃお洒落だけどフレンドリーなお店。

店長の中島さんとご縁があり、こちらも初めての訪問になります。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


ほらほら、こんなお酒があります。

実はある試飲会で「黒松仙醸こんな夜に」に惚れた中島さん、何処で買えるのか探してたら偶然地酒屋こだまを発見、電話してくださったのが最初のご縁なんです。以来ずっとお取引いただいて今では山女がレギュラーメニューになっているという、この感激。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


はじめましてなんだけど初めてじゃない中島さんとツーショット♪

中島さん、いつもありがとうございます!


そんなこんなで最終の夜行高速バスに駆け込み、寝不足だわ酔ってるわ疲れてるわでうなされながらも爆睡!めちゃめちゃ駆け足の関西ツアーでしたが無事に帰って来ることができました。みなさん、お世話になりました!


次に関西行く時は絶対に2泊くらいしてやる!と思うこだまでございます。

 

おかげさまで、超♪満席!

集まってくださったみなさん、ありがとうございました。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


開始直前、ちょっと緊張気味のお二人(笑)



明治3年創業、長野県信州中野で「勢正宗(いきおいまさむね)」を醸す

丸世(まるせ)酒造店の酒には、いわゆる「辛口」というものが存在しません。


丸世の酒は伝統的に「柔らかな甘口」なのです。

中には仕込みの最後に「もち米」を使うお酒もあります。

それもすべて信州のお米を使い、その甘味を引き出しています。


丸世酒造店は蔵元である関康久さんが杜氏を務めます。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


家族ぐるみかつ手造りで少量を醸す小さな小さな蔵ですが、

東京で働いていた息子の関晋司さんが23年度の造りの前に蔵に戻り、

急ピッチであちこちに出掛けて勉強をし、造りに関わるようになりました。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


蔵は活気を増し、丸世ならではの伝統を大切に守りながらも

その若い力が、少しずつではありますが蔵を動かし始めています。

(実は晋司くん、この9月に息子さん、蓮輔くんが生まれたばかり!)


この日はひとつひとつのお酒に込められたお二人の想いを伺いながら、

菊谷さんの渾身のお料理と一緒に楽しんでいただきました。

どんな会だったか、その一部をここにお伝えさせていただきます。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


前菜に、蕎麦味噌・山葵味噌・山葵漬け。これだけで酒が進みます♪



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


鶏レバーと蕎麦トルティーヤチップス。

この鶏レバーが臭みがなくまた濃厚で、後半のお燗と合うこと合うこと♪



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


さて、今回の蕎麦ですがちょっとスペシャルなものをいただきました。

実はこの蕎麦、菊谷さん自らが秩父で自家栽培した24SY(24年度そばイヤーだそうw)のそばを使っている、というところまでは(菊谷さんとしてみれば)まぁいつものこと、なのですが、それ以上にちょっと秘密がありまして・・・・・


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


昨年8月に吉祥寺LP2さんにて開催した勢正宗の会

この会にはご縁あって菊谷さんにもご参加いただきまして、

それ以来菊谷さんでもずっと勢正宗を置いてくださっているくらい惚れていただきました。


で、実はですね。

菊谷さんと関親子が初めて出逢ったこの日、

この会に参加する日の午前中に秩父に種蒔きに行ってたんですって。


・・・・・もうお分かりですね。

昨年8月の勢正宗の会に参加する日に蒔いたそばが一年の時を経て、

今年10月の勢正宗の会に秩父の蕎麦として登場した、という訳なのでした。


いやー、楽しいご縁!



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


そしてもう一種類、ちょっと太めの蕎麦切りもいただきました。

菊谷さんの蕎麦はとにかく香りが良くって深みのある、まさに「そばっ!」(なんつー表現w)


とにかく味の深い菊谷さんのそばのおかげなのか、

勢正宗の甘さが前に出た濃厚なお酒との相性もめちゃくちゃいいのです。

そばの甘みと酒の甘みが手を繋ぐ感じ、これはそんじょそこらのそばじゃ無理かもなぁ。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


そして鴨のハツ燻製・レバー燻製・せせりジャーキー。

菊谷さん懇意の茨城の西崎さんから届いた、無農薬・放し飼いの鴨だそうです。

味(というか旨味)が濃いこともあり、勢正宗との相性は言わずもがな。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM

そしてこちらは信州(の里から遠い山の中)で捕獲された熊肉のタタキ。

これが野趣はあっても意外なまでに癖が少なく(歯応えはありましたが)美味しい!

リンゴソースとの相性が抜群でしたが個人的に塩で食べたら熊の味があまりにも鮮烈でちょっと感動してしまいました。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


自家製のぬか漬けと、鯖の燻製、そしてチーズの燻製と味噌漬け。

すべてが菊谷さんの自家製で、味噌漬けに至っては勢正宗の味わいをイメージして三週間前から漬けこんだ一品、いやー脱帽です。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


菊谷さんの右腕として料理を支える林料理長。

今日の熊料理をはじめ、彼が培ってきた料理スキルがどんどん開花している気がします。



あ、そうそう、今日のお酒たちです。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


 1.旭の出乃勢正宗 大吟醸 24BY

 2.            大吟醸 22BY

 3.勢正宗       純米 もち米熱掛四段 生原酒 24BY

 4.勢正宗       純米 もち米熱掛四段 火入れ原酒 24BY

 5.            純米 もち米熱掛四段 火入れ原酒 23BY

 6.            純米 もち米熱掛四段 火入れ原酒 19BY

 7.勢          純米 無濾過生原酒 24BY

 8.勢正宗       特別純米酒 24BY

 9.勢正宗       特別純米酒 23BY

10.勢正宗       もち米四段 しぼりたて生原酒 24BY


今回はせっかくお二人もいらっしゃるし、超満席だし、ということで

こだまスペシャルも含めて10種類の勢正宗を用意しました。

参加者一人あたり4合以上あったはずなのにほぼ空になってしまいました。


楽しんでいただけたのかな、と考えています。(ありがとうございます)



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


関社長、けっこう酔っ払っちゃいました(笑)

それを見詰める晋司くんの優しい眼差し、やっぱり嬉しいねぇ♪

お客さまからも大喝采!終始温かな雰囲気の中で進行できたのもご参加いただいたみなさんのおかげです、本当にありがとうございました。



地酒屋こだま TAKE’s ROOM


お疲れ~~~・・・ってちょっと硬いね。


地酒屋こだま TAKE’s ROOM


はい、いい笑顔(笑)

晋司君が蔵に戻って3回目の造りがもうすぐ始まります。

関社長が繋いできた丸世の伝統を、少しずつではありますがこれから晋司君が継承・発展させていきます。どんな進化を見せていくのか、もちろんまだまだ誰にもわかりませんが僕は一生懸命に、ずっとずっと応援していきたいと思っています。


丸世酒造店、これからも進化にご注目ください。