定休日を利用して日帰りで行ってきました。
覚悟の上とはいえ、一泊、いや、二~三泊してきたかった!(笑)
文字通り駆け足となりましたが、簡単にご報告させていただきます。
前日が「別館ちょこだま」の営業だったので朝起きるのがちょっと辛かった!今回は生まれて初めて格安航空会社(LCC)利用のため、成田へ向かったのです。それにしても便利になったなぁ・・・大塚から一時間ちょっとで成田空港だもんね。
という訳ではじめましてのジェットスター。
欠航が多いだの遅れるだのトラブル時のフォローが最悪だの、事前にいろいろ調べて当日までかなりドキドキしておりましたが、結果的にまったく問題なく快適に過ごせました。座席は確かに狭かったけど僕にはまったく問題なし(身長180cmとか太っている方はちょっとキツいかもね)。案内やCAさんも普通だったし、要するに「トラブルがなければまったく問題なし」って感じなのかも知れませんね。
それにしても成田→関西空港が4,000円ちょいってやっぱり貴重、助かります。
で、まず訪問したのがこちら。
あ、まだ暖簾が出る前でした。
素朴料理 日本酒 あらまつ
友人であり、料理人として尊敬する荒松成徳さん(しげちゃん)のお店です。
実に普通じゃないスタイルで、実に真っ当で美味しいお料理を食べさせてくれます。
こんな写真じゃ何にも伝わりませんが、僕にとっては日本でいちばん美味しい「おひるごはん」でした。どのくらい?って、このためにわざわざ飛行機乗ってきてもいいくらい。それほどまでに価値のある、美味しい「おひるごはん」でした。
二か月前に生まれたばかりの荒松家の小さな王女さま。
いやー、ちっちゃくてかわいくて、もうホントにホントにキュート。
しげちゃん、まぁちゃん、わがまま聞いてくれて本当にありがとう。ごちそうさまでした。
めちゃめちゃ幸せな気持ちになりながら、まずは天王寺に向かいます。
おお、天王寺だと思いながら(笑)急いで近鉄に乗り換えます。
もうね、乗り間違えたら洒落にならんのでけっこう必死です(笑)
で、吉野行きの急行。
なんというか、シンプル(笑)
国電型の座席(って今は言わないかw)でのんびり向かいます。
・・・・・と、この辺で睡魔がマックス(笑)
はっと気が付くと、深い森の中を走る寂しい単線になっていました。
おお、なんだか知らんけどずいぶん遠くに来た気がする。
それもそのはず、吉野は里でもあるのですが吉野山と呼ばれる山に囲まれた地域だったのですね。吉野川から吉野山、というか正確には大峰山脈の総称が吉野山らしいのですが、桜や信仰登山でも有名な地域なのですね。そういえば僕が小学生の時に最初に覚えた百人一首は「朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里にふれる白雪」でした。ああ、なんだか感慨深い。ちなみに僕、中学校の時は全校百人一首大会で三年連続TOP3に君臨していました(えっへんw)。
駅前には専務で杜氏である橋本晃明さんが迎えに来てくださいました。
橋本さんとは今年の5月のアル添酒フェスティバルで初めてお会いした後の8月に、偶然の出逢いがありました。
左から、橋本さん、本金の今井くん、湯川の尚ちゃん。
この時たまたま地酒屋こだまを訪ねてくれたのです(尚ちゃんとは農大ラクロス部の先輩後輩の間柄だそうで、これも偶然の出逢い!)。もともと橋本さんの造る酒にはたいへん興味を持っていたのですが、このご縁もあって蔵を訪ねることになりました。
花巴を醸す「美吉野醸造」さん。
吉野川のたもとにひっそりと佇む小さな蔵、そんな印象です。
ほら、蔵の裏側がすぐ吉野川です。
昭和34年の伊勢湾台風の時には蔵の中まで浸水したそうで、今年も一度だけ「あと30cmであわや浸水」ということがあったそうです。なかなかスリリング(なんて笑ってられませんが)。
美吉野醸造は地元での契約栽培にも力を入れ始めています。きぬひかり、ひのひかりなどの一般米をはじめ、吟のさと、山田錦などの好適米にもまだまだ少量ながら取り組んでいます。
これは蔵から車で5分ほどのところにある、有機合鴨農法で栽培する山田錦の田んぼです。とにかく水は豊富なので、場所と人手さえあればいろいろな可能性を秘めているように思います。こういった取り組みは応援したいですね。
では、蔵の中を簡単に。
蒸米は和釜に甑。
洗米は今期25BYよりMJPを採用するそうで期待が高まります。
蔵の心臓部、麹室。
窓の外に吉野川が見えます。
最盛期は2,000石程度を造っていたということが納得の広い麹室。
地元の名産である吉野杉を使った迫力のある麹室は、先の伊勢湾台風の浸水を受けてこの2階に造ったといいますから50年ほどになるようです。
麹室の外にある枯らし場。
奥の部屋は24BYまでは酛場だったそうですが今期から1階に移設となります。
蔵の入り口から左側の、道路に面した部屋はこんな石垣になっていました。
その土地その土地の工夫がこんなところにも見られるのが地方蔵の楽しいところです。
発酵用のタンクが並びます。
この解放タンクの他にサーマルタンクも幾つか併用しています。
600Kg、もしくは1,200Kgでの仕込みが主となります。
橋本さんが蔵に戻ってから、20BYからが橋本さんの本格的な造りのスタートと言えそうです。当初は約50石からのスタートとなり、花巴伝統の「酸の強さ」を意識した酒造りの中で現在の酵母無添加の速醸や山廃へと発展して、現在では造りの時期の手伝い2名を加えて150石程度を造ります。蔵の裏手にある浅井戸(2Mくらいだそうです)から豊富に湧き出る大峰山系の伏流水(軟水)を、地元をはじめ各地の米を使い、協会酵母に頼らぬ酒造りに努力しています。まだまだ定まらぬ点も多く試行錯誤というか好奇心旺盛というか、きっとこれから数年を掛けてとんでもない形に進化してくれる酒だと感じています。
橋本さん、これからよろしくお願いします!
ってまた抱きつくし(笑)
美吉野醸造、橋本さんの醸す花巴。
個性的なお酒が近いうちに地酒屋こだまの仲間に加わります、ご期待ください。
さてさて、急いでなんばに戻ります。最初のお目当ては・・・・・
サケとスミビとロシュタン!
以前より遊んでいただいていた大阪焼トンセンターの田代さんが独立して今年の5月にOPENしたお店です。ずっと来たかったんだけどやっと来れた~~~。
左から、美吉野醸造からずっと付き合ってくれたながやん、中央奥が店主の田代さん、手前がもう20年近くのメタル呑み友(笑)るみぞーです。あ、写真撮ってくれたの久しぶりに会えたハナヤマくんだー。
田代さん、ごちそうさまー♪
地元に愛されてる感いっぱいの素敵なお店でしたー。
ほんで駆け足でもう一軒。
難波 紅炉庵(こうろあん)
なんば駅直結のホテル一栄の1Fにある、めちゃめちゃお洒落だけどフレンドリーなお店。
店長の中島さんとご縁があり、こちらも初めての訪問になります。
ほらほら、こんなお酒があります。
実はある試飲会で「黒松仙醸こんな夜に」に惚れた中島さん、何処で買えるのか探してたら偶然地酒屋こだまを発見、電話してくださったのが最初のご縁なんです。以来ずっとお取引いただいて今では山女がレギュラーメニューになっているという、この感激。
はじめましてなんだけど初めてじゃない中島さんとツーショット♪
中島さん、いつもありがとうございます!
そんなこんなで最終の夜行高速バスに駆け込み、寝不足だわ酔ってるわ疲れてるわでうなされながらも爆睡!めちゃめちゃ駆け足の関西ツアーでしたが無事に帰って来ることができました。みなさん、お世話になりました!
次に関西行く時は絶対に2泊くらいしてやる!と思うこだまでございます。