とっても久しぶりの更新です。

なんかね、変な言い方だけど書きたいことはけっこうあるんだけど書けなくなっています。
そういう時期なのかな。

ま、無理せず、書きたい時に書いていきます、これからも。



さて、今日(もう昨日か)は日帰りで福島へ出掛けてきました。



実は朝の山手線で人身事故の直撃を受けまして西日暮里で立ち往生。
ふだん電車にほとんど乗らないせいもあり不慣れなものでまぁパニクること(苦笑)
どうにかこうにか上野まで辿り着き、30分遅れの新幹線にぜぇぜぇ言いながら乗り込みました。

早割で取ってた新幹線がゆっくりタイプ、乗った新幹線が速いタイプだったので郡山にはほぼ予定通り到着。
ああ、今日の予定がオジャン(死語?笑)だぁ!と思って乗り込んだので知った時には地獄に仏。
この写真の磐越東線がとにかく本数が少ないもので(笑)ドキドキしましたが事なきを得ました。

それにしても意外にみんな落ち着いてんのね、電車が止まっても。
それと駅員さんの前に列ができていてもおばちゃんとか平気で割り込んで質問とかすんのね。
ああ、性格でるなぁ、と思いました。(僕には絶対にできません・・・・・)


そんなこんなで今回の第一の目的地に着きました。



田村市にある「玄葉本店」さん。
地元向けの奥州鶴、そして「あぶくま」を造っています。
7年ほど前から首都圏でも見掛けるようになりましたが製造石数は300石ほどの小さな蔵元です。

たまたま・・・それこそ7年ほど前でしたか、とある試飲会でお知り合いになりまして、
まぁ、なんというか、その時の印象がめちゃめちゃ強くて「すげー人だなぁ」と思いまして、
それから一年に一、二回お会いしてお酒を利いてご挨拶させていただく関係になったのです。




蔵の裏には小さな川が流れる、美しくものどかな町でした。
ずっと来てみたかった町、ずっと見てみたかった蔵、そしてずっとお話をしてみたかった人に逢いに来た、
大げさかも知れませんが、なんだかそんな気持ちでこの町、この蔵を訪ねました。

蔵の建つ田村市はご存知のように原発から近く、蔵は原発から約40Kmの近距離にあります。
当時の苦労もたくさん伺いました。覚悟したこと、でも造りができたこと、そして出来る限りのことをしたこと。
それを決して重くは語らない玄葉さんの生の言葉はたくさんたくさん僕の心に刻まれました。

(ここで原発の是非について議論するつもりはありませんが僕は原発は嫌いです)

蔵の井戸水からは放射線は不検出であり、蔵に運び込まれる米は全袋検査で安全であり、
そして万が一のためにお酒の検査も続けている玄葉さんは「ラッキーだった」と言います。
同じ40Kmでも地域によって差が出てしまっている現状にジレンマを感じてもいるようでした。

短い時間でしたがいっぱいいっぱいお話をさせていただきました。
飲んでないのに酒飲んで話してるみたいだね、と玄葉さんが笑いました。
穏やかなのに情熱的、柔らかいのに力強い、そんな人を惹きつける魅力を持つ玄葉さん。




あぶくまという酒、そしてそれを醸す玄葉さんという人がもっともっと大好きになりました。
来てよかった~~~。
これから僕も勉強して、あぶくまという酒をきちんと理解したいと思います。


そして第二の目的地へ。




こだまでも大人気の銘柄に育ちました、天栄村で「廣戸川」を醸す松崎祐行くん。
最近はあちこちでいろいろな賞を受賞しまくって「世界の松崎」になりつつあります(笑)
なーんて、松っちゃんは相変わらず、頑固だけど地に足の着いた松っちゃんでした。




今期もいろいろと工夫をし、少しずつ進化しながら造りに入っています。
一発目の新酒は12月下旬に発売予定、初めての試みとなる「純米○○○」(まだ秘密ね!笑)。
二日目と四日目のもろみは「らしい」香りを放ち始めて元気でしたよ。


夜は大宮で途中下車して、いつもお世話になっている「たちのみ いしまる」さんへ。
ぎっちょくんとかもやんのいつもの笑顔と美味しい料理&お酒(が安くて美味いんだこれが!)を楽しんで帰宅。
なかなか寄れないけどいつも本当にありがとね~~~♪


忙しかったけど蔵の空気をいっぱい吸って充電完了な一日となりました。
さ、明日(もう今日だけど)からまた頑張ろう!