毎回大人気のフルネット主催「純米フェスティバル」(以下、純フェス)、
たまたま席が取れた(即日完売だったらしいですね)ので12日に行って来ました。
・・・・・ですが話は11日の夜から始まります。
今回純フェス初出展の山の寿(福岡県久留米市)から杜氏の忽那(くつな)信太郎氏を迎えて
せっかくなので四季酒の会常連さん集めてお馴染み蕨のチョウゲン坊さんで前夜祭と相成りました。
・・・・・とかいって、ただの呑み会ですけどね(笑)
忽那信太郎杜氏、弱冠31歳・・・・・彼との出逢いは2年ほど前になります。
同じ福岡県の(株)篠崎で「乙王丸」という凄い酒でいきなり金賞を受賞(18BY)した彼。
その後社内の汚い諸事情により一方的に解雇されたことは、今はとりあえずここだけの話。
その彼から「同じ福岡の蔵で杜氏をすることになった」と連絡が入ったのは昨年の夏頃のことだったか。
そして今年1月、彼から一本の酒が届きました。
「山の寿 純米酒しぼりたて生酒」 山口合名会社 福岡県久留米市
その時の様子はこちら に詳しいが、乙王丸とは違う酒質ながら「やったな!」と興奮せざるを得ない酒。
忽那信太郎完全復活の狼煙を確かにこの目(舌)で見た、歴史的瞬間でした。
そんな彼が今回の純フェスにかこつけて東京にやってくるというのでさっそく捕獲したのでした(笑)
彼が前もって送ってくれていた3本の酒を試飲しながらいろいろな話ができました。
篠崎を不当解雇になった経緯も含め、彼の酒に対するスタンスの理解が深まりました。
初めて会った時からなんだかウマが合う彼と僕との共通点はきっとこの「反骨精神」なんだな。(笑)
最後は結局何人くらい来てくれたのか・・・・・20人くらい?(笑)
いつものように、アホです(笑)
・・・・・アホですが最高の笑顔です。
明日は朝から忙しいというのに、忽那信太郎を終電まで引き止めた僕は悪いヤツ。(笑)
・・・・・という前夜祭を経て、12日の純米フェスティバルがスタートです。
晴れ渡る空に輝く椿山荘の美しい庭園・・・・・結婚式もしていました、お幸せに。
この花、好きなんです・・・・・誰か名前を教えて下さい。
偉い方ヒトたちの挨拶。
左端がフルネットの中野さん、そのお隣は純米酒を愛する漫画家の高瀬先生ですね。
各自に供されるお弁当。(というかおつまみ)
これとお土産の四合瓶が付いて6,000円というのが椿山荘の雰囲気と相まって人気なのでしょう。
各蔵元さんの出展料云々を知ると単純にそうも言ってはいられませんが。(苦笑)
昨晩お世話になった(笑)山の寿(福岡)の忽那信太郎杜氏、
いつもお世話になっている相模灘(神奈川)の久保田晃杜氏、
お久しぶりの山鶴(奈良)の中本智也さんに挨拶を済ませて気になる酒をチェックして回ります。
全部で51蔵、今日はお楽しみモードの僕が全ブースにお邪魔できるはずはないので
以下の意見は「試飲できなかった蔵元さんもある」前提で書きますのでご注意ください。
またいつも書くことですが「僕一個人の意見でありその酒の総体評価ではない」ことに留意願います。
フルネットさんのお墨付き蔵ですから全体にレベルが高かったです。
逆にいうと粒が揃いすぎて「似たり寄ったり面白みのない酒」も多かったと感じました。
一定のレベルを超えた酒質の中で個性を持つことが本当に難しいのだと思い知らされるのです。
その中で特に個性を感じた面白い蔵元さん。
日下無双(ひのしたむそう) 村重酒造(山口県)
四季酒の会相方のall that jazz氏が以前より注目して交流のあった蔵元さん。
今回初めてご挨拶させていただきましたが日下杜氏の酒質とお人柄にすっかり惚れました。
特に五百万石で協会8号(!)酵母を使った純米酒は絶品。
今年は会をやらせていただきたいとお願いしたので実現したいところです。
玉川 木下酒造(京都府)
杜氏を務めるフィリップハーパーさんがいらしていたこともあり盛況でしたがそれは二次的な要素。
注目すべきは山廃も生酛も酵母を添加せず本物の造りをしていることでしょう。
木下社長に「よく許可を出しましたね」とお聞きしたら「彼の情熱に賭けてみたくなった」とのお答え。
呑みづらさのない幅の広い味わいはこの蔵の今後を支える屋台骨になることは間違いないでしょう。
山吹極 朝日川酒造(山形)
以前友人が勤めていて注目はしていたのですがやっと浅黄杜氏とお話しする機会を得ました。
基本的な姿勢は「酒は熟成してから出す」方針で、とにかく力の強い酒に圧倒されます。
奇をてらわぬ丁寧な造りでじっくり呑む食中酒がこの蔵の持ち味。
亀の尾を使った今年の無濾過生原酒もしっかり旨味が乗っていて造りのポテンシャルと感じます。
他に印象に残ったのは・・・・・
仙鳴郷(せんめいきょう) 井上酒造(神奈川)
初耳でしたが箱根山の蔵元さんだったんですね・・・帰ってから知りました。
黄桜~宗玄という輝かしい経験を持つ能登の道高良造杜氏が今年から造っているそうです。
どっしりとしたコクや燗にすると旨くなる純米酒に能登流が見えて面白いかも知れません。
個人的にはもう一歩キレが欲しいかな・・・あとスタッフのみなさんはもっと丁寧なお酒の扱いを。
臥龍梅(がりゅうばい) 三和酒造(静岡)
もう言わずもがなの有名酒ですがやはり美味しかった。
口に入った瞬間に総ての旨味が口中に溶け出す酒質はさすがとしか言いようがありません。
天吹の花酵母シリーズはやっぱり個人的にキツくてつらかったのと、
千代むすびの酒質の変化、ちょっと要注意かな・・・・・ととりあえず書いておきます。
(数年前の舞姫の杜氏交代時の変化を彷彿とさせます、大丈夫ならいいのですが)
あ、そういえば松崎晴雄先生にもお会いしましたがその後逃げられました。(笑)
その後は当然二次会!!!ということで鈴木さん@天明のご紹介で池袋の「昔ばなし別館」
へ。
総勢12人ほどでどやどやとお邪魔したのでありました。
(鈴木さん、本当にお世話になりました・・・・・この場をお借りして改めて御礼申し上げます)
お通しを見れば丁寧な仕事がわかると思いますが
名物の博多牛もつ煮込みは本当に絶品!!!やばい美味しさです。
日本酒も揃ってるし雰囲気も接客もいいし(女の子がかわいい!w)お奨めです。
主な参加者は・・・・・
左から蕨チョウゲン坊の竹口店長、TAKE、新大塚きの字の木暮店長
(イケメン二人に挟まれるとちょっとツライぜ
の図・・・笑)
左が昨日からお世話さま!山の寿の忽那信太郎杜氏、
右が神奈川の相模灘の久保田晃杜氏、お疲れのところお付き合いいただきました。
タイプは違えど酒に真摯に向き合うこの二人の若き杜氏。
真剣な表情で酒を語り合うそんな場に居合わせたのは幸せ以外のなにものでもありません。
明日の日本酒業界を変える誓いを立てあいながら、夜は更けていったのでした。
しかし。
それで終わるような我々ではありませんでした。
リンダリンダを熱唱する福岡の至宝とアホきき酒師
カッコいいんだか悪いんだかよくわからないこの二人
実はワタクシ、河村隆一の物真似は誰にも負けません
はい、お疲れさん!!!















