酒蔵の朝は早い。
6時半から朝食だから目覚ましをセットして6時には起きていた。
階下で聞こえる朝の準備の音が心地よい。
ああ~蔵に来てるんだ、なんて布団の中で伸びをするととても幸せになる。
普段は寝起きが悪い(というか悪すぎるw)僕がスッキリ起きれる唯一の場所・・・・・のはずが、
「おおぃ、たけさん」という社長の声に起こされたのが・・・・・えっ?6時半!?
あんまり心地よくて二度寝してました(爆
美味しい朝食をいただき(丸世さん家はホントにご飯が美味しい♪)さっそく蔵へ。
今朝はまたいつにも増して寒い。後で聞いたら外気温は氷点下を記録したそうです。
まずはお米を甑に入れていきます。
今朝はちょっと量が多いので一気に腰にきます(笑)
丸世酒造店では大小二つの甑を使ってますが、両方ともいまどき珍しい木製の甑です。
この「木製」ってのが丸世の味を作るひとつのポイントになっているように思うのですが・・・・・
ちなみに社長にこの点を尋ねると「いやぁお金がなくて買い換えられないだけさ」(笑)
それからバーナーに点火。
和釜のお湯(水)を沸騰させ、蒸気を出して米を蒸し上げるのです。
そうそう、この風景。
蔵の中が蒸気でいっぱいに満たされる、正しい朝の風景(笑)
さて、米が蒸し上がるまでの間に麹を出したり
けっこういろいろ準備が残っていますので走り回ります。
そして米が蒸し上がると総動員で米をあっちこっちに運び回ります。
本日でもっともバタバタ忙しい時間帯かも知れません。
麹を仕込んだり・・・・・
酒母を仕込んだり・・・・・
準備のできた1号タンクに最初の仕込をしたり・・・・・
丸世酒造店では例年、年明けのこの時期からお酒を仕込み始めます。
だからこれが今年度のホントに最初の仕込み。(初添えといいます)
蔵では時間の経過が早く感じる僕ですが、今日はことさら早かった。
とりあえずひと段落ついたので、ちょっと遅めのお昼休みとなりました。
また、お昼ご飯が美味しかった~~~♪
やっぱりちゃんと働くとお腹が減るってことですね(笑)
午前中が忙しかった分(というわけではないですが)午後は比較的ゆっくりでした。
僕は暇を見ては酒母や麹の様子を見たり、蔵の中を徘徊します(笑)
・・・・・すると遠くで、聞きなれない「カンカンカン」という音が聞こえてきました。
なんだなんだ?と駆けつけてみると・・・・・
壊れた道具、直してました(笑)
そうそう、今回の訪問で一番ホッとしたこと。
それはこの右側の方、藤沢さんがお元気だったことなんです。
藤沢さんは昔、この地方の今はなきある蔵元さんで杜氏をされていた凄い方。
真澄さんでの蔵人がスタートでその後いくつかの蔵を経たそうで50年以上の経験をお持ちです。
縁があって冬だけこの丸世酒造店にいらしています。(夏の間は農業をされています)
76歳とはとても思えない筋肉とその体力にはいつも驚かされるのですが
それでもやはりご高齢なのでちょっと心配はしていたのです。
でもそんな心配は無用でした。藤沢さんは今年もやっぱり超人でした(笑)
壊れた箱も見事に修理が終わり、やれやれ・・・・・と思う暇もなく、
今度はこっちですかい!(笑)
どうやら藤沢さんの大工魂に火が点いてしまったようです(笑)
超人の藤沢さん、どうかいつまでも元気で僕に酒造りを教えて下さい。
さて、そんなこんなで日も暮れて一日の終わりが近づいてきました。
僕も東京に帰る時間が刻々と迫ってます。
寂しいっす。
みなさんに「たぶんまた来月!(笑)」とご挨拶をして別れ、
(そういえば中野の人は「お疲れさま」とか「さようなら」とか言わずに「おやすみなさい」と去っていきます)
熱々の丸世温泉で身体を温め、美味しいご飯とお酒で心を温め、
最終の新幹線に乗るべく、8時半過ぎの長野電鉄で信州中野を後にしたのでありました。
今回は社長と、酒造りのことについていっぱいお話ができました。
昨年聞けなかったことがいっぱい聞けて、自分の疑問もいっぱい話せてとても嬉しかったです。
僕の中でも断片的だった酒造りが、少しずつ少しずつ形になりつつあることを感じました。
昨年はわかったつもりになっていたような気がします。
今年はわかるための手がかりを掴むことができそうな気がします。
そんな甘っちょろいもんじゃないってことがわかっただけ進歩なんだと思いたいです。
僕のお手伝いがお酒の味に影響するはずなんてありませんが
そこであえて、僕は丸世の酒に「たけ流元気の素」をエッセンスとして加えられたらいいなと思います。
よ~~~し! また来月行くぞ~~~!
社長!みなさん!!どうぞよろしくお願いします!!!







