行ってきました&やってきました、大阪で![]()
今回も深夜バスで早朝に大阪入り、その日の深夜バスで帰京という
まったくもってもったいない(苦笑)ハードスケジュールでしたが
おかげさまで思い出に残る、素晴らしい一日になりました。
この「大阪編」も元はといえばやはり人の縁から生まれました。
大阪駅から関空快速で小一時間南下した泉州は熊取の地。
この地で取れた素材を主に、その素材の味を引き出す料理を出す。
それが今回の会場である通称「shigeさん」が主を務める凄い店、
素朴料理 日本酒 あらまつ なのです。
お互いの人となりや考え方に共感しあい、今回の開催となりました。
いつも通りちょっと長くなりますが(笑)どうかお付き合いください。
(あんまり長いので2回にわけました・・・・・笑)
5月25日の日曜日。
前日までの大雨が止み、嘘のような夏の日差しがふりそそぐ午後3時。
暑い暑い、と合言葉のように唱えながら参加者のみなさんがやってきます。
ああ、久しぶりですが何故かほっとするこの外観。
今回の参加者は我々を入れて13名での開催です。
あらまつであらまつのよさを味わうには限界に近い人数。
そんな理由でお断りした方もいらっしゃいました。
まずは主催者(all that jazz)よりご挨拶。
天井が高く、ほっとするこの空間に声が響きます。
なんだか感慨深い思いでシャッターを切っていました。
そしてあらまつ店主のshigeさんからもご挨拶。
何も知らないとちょっとコワモテ風のshigeさんですが(笑)
べったべたの大阪弁で話す優しいおっちゃん(失礼w)です。
そんなshigeさんのちょっとお茶目なショット。
だから写真撮る僕を撮らなくていいから、shigeさん(笑)
奥様のまぁちゃんも笑っています。
まずは乾杯酒をみなさんに。
shigeさんたっての希望で一杯目だけはご自分で注いで回ります。
その度に「遠くからありがとうございます」なんて言葉をかけるshigeさん。
乾杯酒はこのお酒でした。
金鼓(きんこ) 伝承水酛仕込み 濁酒・生酒
奈良県は香芝郡の大倉本家さんのお酒です。
米と米麹しか使っていないので甘い中にもしっかりキレがあり
食中酒としても充分な力量を持つ素晴らしい濁りでした。
ラベルに「その他の雑酒」とありますが、これは
「濾過が不完全」なため純米(清酒)として酒税法上名乗れないためです。
肴は、まずはこれから。
鞍掛豆(くらかけまめ)の塩びたし。
少し硬めに、豆の食感を大切に炊いているのですが
豆好きの僕はこれでもう大感激の美味しさ。
お酒が進む進むw さらに余ったお豆さんをお代わり(笑)
そうこうしているうちに、次の一品が出てきました。
牛蒡の炊いたん。
ちなみに料理名は覚えていないので適当に書いてます(笑)
(一応あらまつ流では「炊いたん」が多用されるので真似してます)
牛蒡から土臭さをちょっとだけ抜くように炊いたそうで
独特の滋味と甘さに大袈裟でなく恍惚となります。
美味い牛蒡って身体が浄化されるような気がするから不思議。
そして、次のお酒です。
肥州・鍋島 特別本醸造
佐賀県は鹿島市の富久千代酒造さんのお酒。
これはどっしりとした味わいがあって、とろりと旨かった。
佐賀の華という酒米には少し山田錦っぽさを感じました。
北海道産の大豆と地元の蒟蒻を合わせています。
これがさっきと鞍掛豆と逆に、柔らか~く炊いて甘味を引き出してるんです。
蒟蒻との食感の違いも非常に面白く豆好きにはタマリマセン(笑)
そしてそして、本日のメインでもあるブランド豚が登場します。
おっと、そもそもブランド豚ってなんでしょう?
ちょっとだけ補足説明させていただきますね。
優秀な特性を保つように管理され、飼料や飼育方法にもこだわり、
ストレスを与えないよう細心の注意を払って育てられたブランド豚。
日本の養豚業界は、自由競争の下、
現在200種以上のブランド豚(銘柄豚)を生み出している。
その多くは、品種改良を重ねて肉や脂肪の質を高め、
加熱しても軟らかい肉を作り出す工夫を重ねた結果、世界でも高い評価を獲得。
(日経レストラン2005年2月号から抜粋)
元々得意料理だった「ローストポーク」に
この「ブランド豚」を使ったところめちゃめちゃ美味しくなることを発見。
さらに全国のブランド豚ごとに「違う美味しさ」があることに注目して
これを比較しながら食べたら面白いだろうなぁ、と思ったのだそう。
本日は選りすぐりの4種類を食べ比べて貰おうという趣向なのです。
では、その第一弾の登場です。
白金豚(はっきんとん)のローストポーク。
岩手県で育成され、「プラチナポーク」とも呼ばれています。
まず、圧倒的な脂身の美味しさに驚きました。
不健康な豚ではありえない、さらっとしてしかも濃厚に美味しい脂身。
うわーこりゃのっけからやられたぞっ!!!(嬉)
では・・・・・と、お酒もこちらを用意しました。
悠楽 初搾り中取り純米吟醸 無濾過生原酒
岩手の豚には岩手の酒、ということで
岩手県紫波郡の吾妻嶺酒造店さんのお酒を合わせてみました。
美山錦の華やかで濃厚な味わいを引き出していて、もうひたすら旨い。
岩手のイメージはまったくなく、長野か同じ東北なら福島の傾向で少し驚く。
非公開とされている酵母あたりにこの味の秘密が隠されていそうです。
では、ブランド豚が続きます。
霜ふりハーブのローストポーク。
茨城県で育成され「サシ」がよく入るのがウリだそうです。
あらまつ流セレクトか、あまりサシサシ(笑)してはいませんでした。
僕は正直、味の違いがわかるかどうか不安だったのですが
いやはやびっくりしました。味わおうとするとちゃんとわかるものです。
霜ふりハーブは白金豚に比べると脂身の旨味は少し大人しい。
しかし、この少し硬めの赤身が噛めば噛むほど味が出て旨いのなんの。
個人的にはこの肉が一番好みでした。
shigeさんが食べ比べさせたいと思った気持ちがわかってきました。
そんなわけで、このお酒でいってみました。
稲里 大吟醸 五百万石
霜ふりハーブに合わせて、茨城県笠間市の磯蔵酒造さんのお酒。
先月のさいたまスーパーアリーナでも周囲の評価が高く、
今年は躍進が期待できる蔵元のひとつです。(僕は呑み逃しましたw)
香り、味、コク、切れ共にバランスがよく文句なしに美味いお酒です。
但し大吟醸にありがちな「派手さ」は控えめなので食中酒にもOK。
50%精米で¥1,600/720mlという価格も良心的です。
ここでちょっとフライングでこの肴。
白金豚ポークの角煮です。
口に入った瞬間、脂身が融けていきます。美味すぎ。
素材を生かすため八角などを使わないのがあらまつ流。
そしてちょっと箸休めに、きゃら蕗の煮付け。
ほろ苦さとしゃきしゃき感が平坦になった舌を甦らせます。
今回はshigeさん、実はめちゃめちゃ気合い入ってました。
料理に対してはただでさえクソ真面目な人なのですが、
我々「四季酒の会」とのコラボということで、
想像以上にプレッシャーだったらしい。(shigeさん、光栄です)
そういうshigeさんに惚れて今回の企画が実現したんですけどね。
料理をしているshigeさん。
気安く声をかけるのが躊躇われる、そんな瞬間があります。
もう、大阪人気質むき出しのめちゃめちゃフレンドリーなお方です。
人が喜ぶ顔が見たくて見たくて暴走するタイプです(笑)
さて、前編はここまで。
あまりにも長く苦情が来そうなので(笑)分けさせていただきます。


















