長野漫遊日記の途中ですが、閑話休題、ってことで(笑)



最近はいろいろな県単位での試飲会があります。

多くは県の酒造組合が主催者となって行われています。

しかも価格が安めであることが多いのです。

こういったことは我々、のんべにとってはタイヘン嬉しいことで

シーズンにはあちこち出かけて酔っ払って帰ってくる日が続く(笑)


昨日、10月9日は埼玉県酒造組合主催で

「埼玉36酒蔵大試飲会」~ひやおろし・燗酒・各蔵自慢の旬の地酒~

と銘打ったイベントが大宮ソニックシティで行われました。

入場料500円(ネット割引券を持参で300円)となれば行くしかない(笑)


仕事が少し長引き、17時半から参加しました。

終了まで1時間半の間、各蔵元のお酒を堪能させていただきました。




これは懇意にしていただいている和久井酒造さん(秩父)でのヒトコマ。

和久井社長、造り人の倉林さん、和久井社長のお嬢さんの3人で

大勢ののんべ相手に頑張っていらっしゃいました。

社長とは久しぶりにお会いできて、とてもとても嬉しかったです。

地味ですが真面目な酒の造りは健在で、今年の造りにも期待♪


ここからちょっと辛口意見になります。


全体を回って、正直驚きました。各蔵のレベルが低すぎます。

ハッキリ言って、途中から口にするのが辛くなってきました。

頑張って回ったけど、いくつかは取りこぼしたかも知れません。


ダントツでよかったのは清水酒造さん。(亀甲花菱)

これは間違いなく全国レベルでも通用するなぁ、旨い。

今度お会いしたらちゃんとご挨拶&感動を伝えよう。←機嫌悪かったのでw


その他でよかったのは、復活おめでと!の小江戸鏡山酒造さん(鏡山)と

南陽醸造さん(花浴陽)、あとはあんま好きじゃないけど(笑)神亀さん。

要するに素直に「美味しい」と思えたのがたった4蔵!どーゆーこっちゃ。


あのねぇ、どの蔵元もあまりにも旧態然の酒を醸してるんですよ。

いや、なにも「無濾過生原酒に挑戦しろ!」とか無理を言うつもりじゃなく。

醸しているアンタたちの顔が見えてこない酒を造ってどーすんだよ。


大宮のI酒店のGさんとこの件で少し意見交換をしました。

そしたら彼がとてもいいことを言っていたのでそれをヒントに書きます。

思うに、蔵元の多くは「呑み手のニーズ」を掴もうとしていない。

それから「自分の酒がいったいどんな位置の酒か」を理解していない。

要はね、勉強不足だと思うんです。


今の時代、一生懸命に酒を醸しているだけで成功する確率はほんの僅か。

売りたいなら「売れる酒はどんな酒か」くらい把握しようってこと。

把握した上でどうするかは、その後でそれぞれの蔵元が決めればいい。

「そんなこと知ったってウチの酒はウチの味だから」なんて言葉は

まずは売れてる酒の味を客観的に理解してから言いやがれ!!!


例えばさ、僕がずっと音楽で身を立てようと頑張ってた経験から言うと

バンドってデビューしてもやりたい音楽はすぐには出来ないことも多い。

みなさんもご存知のチェッカーズも、それからプリンセスプリンセスも、

どのアルバムまでとは言わないけれど本人達は演奏させてもらえてない。

チェッカーズに至っては作詞作曲も外部の人がずっと多かったんですよ。

でも、彼らは頑張ったんです。

練習して練習して、自分達でレコーディングさせてもらえる力をつけた。


これってお酒の世界も一緒だと思うんです。

ナニがナンでも売らんかなの姿勢が立派だとは思っていませんが

もう少し謙虚になって自分をニーズに合わせる姿勢もアリだと思うのです。

だってそうしなきゃ潰れちゃう(もしくは辛い)のは自分達でしょ?

そうして売れる酒が醸せるようになって初めて、自分の味を問えるのでは?


いいんですよ、地元に普通酒売ってるだけで満足しているのならば。

そうでなくて「もっと自分達の酒を呑んでもらいたい」という情熱があるならば

上を目指すためには、絶対に必要な「姿勢」だと僕は考えます。


言っとくよ。このままでは埼玉の酒は、




取り残されるよ。




そうなって欲しくないからこその今回の辛口日記でした。


頑張れ!!!埼玉の酒!!!