雨の予報だったのに、
二人の熱い想いが空を乾かしてしまったようだ。



 「今日はここにしようか。」
 「・・・うん、あなたが好きな店ならどこでも。」


僕が選んだ店は「T.Y.HARBOR BREWERY」

寺田倉庫の跡地に建つ、少しだけお洒落なお店。

天王洲エールをはじめ、豊富な地ビールの他に

ワインや蒸留酒も充実していつも賑わっている。


 「へぇ~、お洒落なお店ね。ウォーターフロント、って感じ。」

 「・・・だろ?一度君と来てみたかったんだ。」


今日みたいに湿気の強い日は、その代わりにビールが美味い。

どうにもならない湿気に頑張って一日耐えた大人のご褒美だ。
喉が潤った後は少し強めのお酒をゆっくり飲むのが僕の好みだ。



 「こうして並べるとキレイだね。」
 「・・・うん、なんだかロマンティック。ふふっ。」

薄紅色に染まった彼女の頬を幸せな気持ちで眺めながら
この気持ちをそのまま外の景色に溶け込ませたいと思った。

 「少し歩こうか。運河沿いの夜景がキレイなんだ。」
 「えっ、そうなんだ。・・・なんだか嬉しいな。」

会計に至るまで、キビキビした従業員の態度が心地よい。

お洒落さと少しだけ特別な夜を求めるカップルの気持ちがわかる。

・・・・・コホン。そう、今まさに僕らがその状態なのだが。




 「ほら、さっきのお店があんな遠くに見えるよ。」
 「あーホントだ。・・・ねぇ、なんであんな素敵な店、知ってるの?」
 「・・・ん?・・・いや、昔、たまたま友達とね・・・」
 「ええーっ?ホントかなぁ。なんか怪しいなぁ。」
 「ホントだってば。・・・つまんないこと気にすんなよ。」



 「覚えてる?今日で付き合い始めて1ヶ月なんだよ。」

 「・・・・・知ってるよ。だから今日、誘ったんじゃん。」

 「・・・・・やっぱり。 ふふっ、嬉しいな。」




 「・・・・・・・」

 「・・・・・・・」
 「・・・・・ねぇ。」
 「・・・・・ん?」
 「・・・・・今日・・・まだ・・・帰りたくない・・・」
 「・・・・・わかってる。 ・・・・・だってオレもだもん。」



ぎゅっと握った手に心なしか力が入る。

・・・・・こんな切ない瞬間が、好きだ。
いつまでもこの気持ちを忘れないでいたいと思う。


「・・・あ、その前にさっき撮った写真、見てくれる?」
「うん、いいよ。・・・・・何が写ってるの?」
「・・・・・ふふっ、それはね・・・・・」











3人かよ!( ̄ ̄□ ̄ ̄;)!



天王洲エール各種が美味しかったです。
カルパッチョも食べやすくて美味しかったです。

アンチョビピザも香草風味で美味しかったです。
カルバトスとブランデーも美味しかったです。

んでもって雰囲気はしつこいようだけどバッチシ。

外の運河席もあるから涼しくなったら試してみたい。




夜景もキレイだったなぁ。
Sさん、Mさん、ありがとうございました。
大井町トゥインクルリベンジはまた再来週!!!

【この作品はフィクションです。
 また登場する人物・団体は架空のものです。】w