多忙を理由になかなか筆が進まないたけでございます。m(_ _)m
早く書き上げたいのだけれど「やっつけ仕事」にはしたくないので
ゆるりゆるり、もうしばらくお待ち下さいませ。
では、中編です。
次は、今回の目玉のひとつでもある「初呑み切り」が3種類登場です。
ところで「初呑み切り」ってなんでしょう?
お詳しい方には蛇足を承知で、簡単にご説明しますね。
お酒を貯蔵するタンクの下部にはお酒を出すための「口」があります。
この「口」を「呑み口」、略して「呑み」と言い、またこの「呑み」を開けて
タンクからお酒を出すことを「呑みを切る」と言います。
蔵元では貯蔵中のお酒に異常がないか、熟成具合はどうか、などを
定期的にチェックする「呑み切り」が行われます。
特に貯蔵後初めて新酒の「呑み」を開く「初呑み切り」は重要で
毎年7月から8月にかけて行われる夏の風物詩ともいえる行事なのです。
蔵元にもよりますが杜氏以下はもちろん、国税局の鑑定官を招くなど
この出来如何で今後の熟成や発売時期などを決定することもあります。
ただ最近では瓶貯蔵に切り替える蔵元も増え、形骸化も見られます。
しかし我々消費者にとっては楽しみ満載の嬉しい行事ではないでしょうか。
そして今回、懇意にしていただいている二つの蔵元さんから
要は発売にはまだ早い、熟成中の「初呑み切り」をお預かりしました。
ご来場のみなさんに、これを味わって欲しくて無理を言いました。(笑)
では、まずは北安大国の純米と純米吟醸から。
2.北安大国(ほくあんたいこく) 純米
長野県産美山錦 80%精米 3月27日火入れ
3.北安大国 純米吟醸
長野県産美山錦 55%精米 3月6日火入れ
実はこのお酒を呑んでいただき紹介するのにはかなり緊張しました。
・・・・・なぜって?
・・・・・それは、蔵元自身が納得していない未成熟のお酒だから。
そんなある意味「中途半端」なお酒ですから、先ほど申し上げた
このお酒の「背景」を理解して呑んではじめて「旨い酒」なのであり
それを一歩間違えたら蔵元のイメージダウンにもつながり兼ねない。
そんな想いが重責としてあったからです。
同時に、僕らにお酒を預けて下さった蔵元には心から感謝します。
山崎専務、本当にありがとうございます。
これからもワガママ言いますのでよろしくお願いします。(笑)
さて、気になる味の感想を簡単に。
2.純米
精米歩合(80%)からして市販酒「八十」の初呑み切りと思われる
というか、この酸味は明らかに八十だぁ~(思わずニンマリ)
市販に比べると全体に味が軽くさらりとした感じ
では悪いかというとさにあらず、夏向きの爽やかな酸がいい
これはこれで「アリ」なのではとjazz氏と話す
3.純米吟醸
最初、市販酒「いいずら」かと思ったがどうも味の傾向が違う気がする
長野酒メッセでお目見えした新しい純米吟醸では、と思うが確証ナシ(笑)
これは味ノリがまだ途上で固く、まさにこれこそ正しい「初呑み切り」(笑)
これは秋の上がりが楽しみなお酒、場合によってはその先の熟成?
そしてもう1本の「初呑み切り」は蔵元自らお越しいただきました。
群馬県館林市の分福酒造株式会社から毛塚社長と、
蔵で働いているうさぎきょうさん。
今回はお客様(ゲスト)として参加してくださったのですが、
寄ってたかって専門的なお話など、いっぱい伺ってしまいました。
いつも仲良くしてくださって、本当にありがとうございます。
4.分福 純米吟醸無濾過生原酒
山田錦50%精米
毛塚社長の基本理念として「酒は熟成してナンボのもん」がある。
だから3年熟成させて普通に発売しているお酒も「フツーに」ある。(笑)
その意味ではこのお酒なぞ未熟もいいところなのであろう。
試しに「社長の理想熟成を100としたらこのお酒はいくつくらい?」
と、つい勢いで質問すると一呼吸置いて「・・・70くらいかな」(笑)
この真っ正直で飾らないところが毛塚社長の魅力のひとつなんです。
感想
僕的には既に充分熟成の域に入っていると感じるが
分福の酒と考えると確かにちょっと若いというのもわかる
山田らしさと分福らしい甘さがバランスよく存在する旨酒
さて、書き出すと長くなるもので(苦笑)全然進みません。
中編をいくつかに分けて、これから書いていきます。
しばらくの間、お付き合い下さい。





