会津若松にある白虎隊の学舎、会津藩校「日新館」。
その昔、10歳でここに入学するまで(6~9歳)に
武士としての心構えを学ぶための「什(じゅう)の掟」があった。
曰く、
1.年長者の言うことに背いてはなりませぬ
2.年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
3.虚言を言うことはなりませぬ
4.卑怯な振舞をしてはなりませぬ
5.弱い者をいぢめてはなりませぬ
6.戸外で物を食べてはなりませぬ
7.戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです。
この最後の「ならぬことはならぬものです」が効いてるね。
ダメなもんはダメなんだよ、と忍耐を説いている。
若者なら「なんでよ~」とか「だってさ~」とか言いそうなもんだが
この最後の一言で「びしっ」と抑えている。うーん、凄い。
個人的には2から5まではまったく御意にござりまする。
しかし会津の人に異を唱えるつもりは毛頭ないのだが、
1.それから6.と7.はいまどきどうかと思うよ。
1.→最近はろくでもない頭の固い年長者もいるから、多少は、ね。
6.→ぉいぉい、んなこと言われたら海で呑む最高に旨い
がっ(笑)
7.→ぃやぃや、んなこと言われたら人生の楽しみの半分がっ(爆)
・・・・・・・まぁ、俗物はさておいて。
この「什の掟」を読むだけでも会津藩士が勤勉だったかわかります。
まったくもって爪の垢でも煎じて呑ませていただきたいものだ。(笑)
んで、本題だ。
ならぬことはならぬものです 純米原酒
華吹雪58%精米 日本酒度:+4
醸造元:ほまれ酒造株式会社 福島県喜多方市
購入元:会津地酒の店・つなや
価格:¥1,200
先日の記事にも書いた「つなやさん」 での購入です。
会津ほまれ、って聞くと大メーカーを思い浮かべるでしょ?
もちろん僕もそう。少なくとも小さな蔵元ではありません。
正確な生産石高は不明ですが従業員も80名を超えますし。
ただね、つなやの上野社長が教えてくださったのですが、
ここの中島杜氏ってメチャメチャ職人気質なんですって。
普通酒が多くを占める中で、いい酒を造る気概も持ち合わせた方らしい。
・・・・・・・と言われながら、いくつかのお酒を試飲させていただいた。
ちょっと目から鱗でした。結構いい酒を造っていらっしゃいます。
今まで避けててごめんなさい、とちょっと反省したのでありました。
酵母に頼っていないお酒に感じます。
香りは純然とした米由来の微かな吟醸香+米の香り。
どん!というインパクトはありませんが、じわっと旨味が立ち上がる。
どっしりとした呑み口ながら適度な酸が楽しい。
口中で転がすと米の甘味がコロコロ転がる感じも好印象。
喉越しに少々苦味が立ち上がりますがちゃんとキレていきます。
物凄く個性的!かというとさすがにそこまでではありませんが
たぶん華吹雪の米の特性はきっちり出ていると思います。
大手メーカーの製品はどうしても色眼鏡で見てしまいがちですが
どうしてどうして、いいものはいい=ならぬことはならぬの精神が肝要。(笑)
まだまだ、日々勉強ですなぁ。




