9月の谷川岳に続き、今年2回目の単独行登山に出かけた。

ところは丹沢の塔ノ岳、幼少時から数え切れないほど登った

想い出いっぱいの山のひとつであるがもう20年ぶりか。



小田急線秦野駅を7:35に出る神奈川中央バスに乗り、
(このバスがまた満員で約45分立ちんぼでしたショック!
ヤビツ峠から塔ノ岳を巡って大倉へ下りるルートを選択。

今回は「無理しない」ことを念頭において登ることを決めた。
ここ数年、特に最近は必ず左膝に痛みを覚えるのだ。
若い頃(って嫌な言葉だなw)の超ハイペースで臨んでしまうと
いつかそれこそ取り返しのつかないことも起こるかも知れない。

結果的に見ればそれでもコースタイムより大幅に早く歩き終えた。
左膝はもちろん、それを庇って左足の付け根も最後は痛くなった。
でも「無理しない」で歩く意識付けは随分できたと思う。


コース全体ではなく印象に残ったことを書き留めておこう。


登山道の始まる富士見橋からすぐのところに丹沢名水のひとつ
「護摩屋敷の名水」があり、そこで水を汲んで登り始めた。
大きなポリバケツを何個いや何十個もワゴンに積んで汲んでいる
グループの人達は僕に優先的に、笑顔で水を汲ませてくれた。
直感的にだが、地元の料理屋さんではないかと思った。
登山者(もしくは量の少ない者)優先のルールが守られた、
心地よい遣り取りに気をよくして登り始めることが出来た。



二ノ塔、三ノ塔を思った以上のペースで越えていく。
前夜は久しぶりに休肝日にしたせいか身体が軽く体調がいい。
これからは山の前夜は休肝日にしよう、・・・できるだけ(笑)



しかしホントに天気がいい。
抜けるような青空、って訳ではないのだがとにかく眩しい。


丹沢


前半の写真はこんな顔ばっかり(笑)子供の頃から眩しいのに弱い。



先日の箱根でもそうだったが、リンドウの花が美しく心惹かれる。


丹沢


造形といい色といい、ふと立ち止まって惚れ惚れしてしまう。
直接聞いたことはないが、亡き母もこの花を好きだった気がする。



書策(かいさく)小屋の広場で昼食にした。
今回はレガー社製のサーモンピラフ¥504也(フリーズドライ)


丹沢


山の上ということを考えたら贅沢な食事、なかなか旨かった。
一食300kcal、ちょっと足りないというか寂しかったので
お馴染み道場六三郎先生にも登場してもらった(笑)

丹沢

このキムチスープでプラス51kcal、うん、満足♪



書策小屋は屋根も破れ中も荒れ果てて草が生え始めていた。


丹沢

2003年初版のガイドブックでは「休業中」とあったから
何らかの理由で廃業してしまったのかも知れない。
余談だが小屋の連絡先を調べると渋谷書策氏になっている。
書策新道を切り開いた人だとするとかなりのご高齢かも知れない。



塔ノ岳を目指し歩くうち、新大日辺りから風景の記憶が甦り始める。
思わず独り言で「懐かしいなぁ」を連発、誰もいないからいいのだ。
そうこうしているうちに塔ノ岳直下の最後の急登だ。



登っていくうち視界の左側にチラチラ動くものがある。
・・・・・ん?なんだ?


丹沢
丹沢

あらー野生の鹿ちゃんだわ。それも一頭じゃない。
実は下山側の登山道沿いはもっともっと凄かった。
登山道の横1mの所で何頭も餌を食んでいるのだ。
下山するまでにトータルで15頭以上の鹿を見た。
困ったことにまったく人間を恐れず逃げる気配がない。
下手なサファリパーク真っ青な動物園状態である(苦笑)

僕が丹沢に頻繁に登っていたのは20年以上も前のこと。
この頃から丹沢は野生の鹿が多いことで有名だった。
僕も数回、遠くに目撃したことがあり子供心に嬉しかった。

この異常事態の主な原因は麓での乱開発にあるという。
開発が始まれば鹿は上に上がるしかなく生息地域が狭くなる。
そこに丹沢のブナをはじめとする立ち枯れ問題が加わってくる。
首都圏の排ガスが相模湾経由で流れ丹沢に酸性雨を降らせる。
ブナはもちろん、森林が立ち枯れで減れば鹿の餌も減る。
鹿は餌を求めて以前なら踏み込まなかった地域にも姿を現す。

そして若木の芽や皮を鹿が食べ、さらに立ち枯れが増える。
それがこの結果になっている・・・ようなのだ。

神奈川県はブナの植林・保護も盛んに行っているようではある。
しかし・・・手厳しいようだが既に時遅しではないだろうか。
もちろん今からでもやらないよりはマシだろうが。
無駄な道路&水源開発も含め、過去の反省を切実に思う。



・・・・・おっと、久しぶりに真面目モラリストたけさん登場(笑)



山頂で最初に目につく、この廃墟。


丹沢


参ったなー、これ日ノ出山荘だよ。子供の頃は現役だったのに。

おそらく尊仏山荘と合併でもしたのだろうが、あまりに痛々しい。


そしてこれが巨大化(笑)した尊仏山荘。


丹沢


なんと!トイレが水洗化していました。


丹沢


いわゆる自浄システムなんだけど何だか場違いというか(笑)

用を足してて妙な気分になる。大の方も洋式だし。

50円入れるところを100円入れてきた。頑張れ、尊仏山荘。


下りは大倉尾根を駆け下りる。そう、通称「バカ尾根」
バカみたいにずーっと登りが続くので愛を込めてそう呼ばれる。
この尾根を下りるとねー、誰もが膝が笑うのです。
僕も今回の最大の難関として考え、慎重に(でも早く)下りました。

・・・・・でも、やっぱ、ダメだったー(苦笑)
最後はさすがにちょっと辛かったなー、左足はガクガクでしたね。

とか何とか言いながら大倉まで無事に下りてきました。 ふーっあせる


丹沢

大倉も随分変わってました。想い出の麦畑もなくなってたし。
道路沿いで自家製の野菜を売っています。
葉がふっさふさの葉付き大根(僕はこの葉っぱが大好き♪)と
里芋一袋(小ぶりだが20個くらい入ってる)で¥150!(嬉)
大根をザックにしまうのがとっても大変でした(笑)



丹沢付近には温泉が少ないので温泉マニアたけさんは困る。
探しておいた渋沢のスーパー銭湯湯花楽 (ゆからく)へ向かう。
温泉ではないがやはり山の後のお風呂は最高。
はちみつプロポリス湯という黄色のお風呂でお肌スベスベ(ホント?笑)



そして・・・風呂あがりはもちろんこれっ!


丹沢


うんまーーーーーいっ♪(ぷはーっ)


そして最後のメインイベント。
小田原の激旨居酒屋「Suiken」 でお疲れさま宴会♪
ここは前回、友人と箱根を登った帰りに見つけて入って、
あまりの旨さ&安さ&笑顔に大感激!素晴らしいお店なのです。

今回もお伺いしてさらに猛烈に大ファンになってしまいました。
間お空けず訪ねたことでご主人夫妻にもしっかり覚えてもらって
これから山に行きたいのかSuikenに寄りたいのかわからない(笑)
そんな風に悩みながら通ってしまうだろう、そんなお店です。

あらら、気が付いたらエライ長文ガーン

最後まで読んでくれてありがとうございます♪