起立性調節障害と聞くと、

「朝起きられない」

という症状を思い浮かべる方が

多いのではないでしょうか。

もちろん、朝起きられないことも、

代表的な症状の一つです。

しかし、

症状は人によってさまざまです。

立ちくらみ、めまい、頭痛、

倦怠感、吐き気、動悸など。

今回は、

僕が起立性調節障害になって、

実際に苦しんだ症状について

書きたいと思います。


  度の合わない眼鏡をかけているような地獄の毎日

 

僕を最も苦しめたのは、

何とも言えない「気持ちの悪さ」でした。

これを言葉で表現するのは難しいのですが、

人の眼鏡をかけたときのような感覚。

度の合っていない眼鏡をかけると、

気持ち悪くなることがありますよね。

僕の場合は、眼鏡をかけていないのに、

ずっとそんな感じでした。

そのせいで、気持ちが悪くなったり、

吐き気がしたり。

そんな症状が、

半年以上も続きました。

今思うと、

よく耐えたなぁと思います。


  朝は動けないのに、夕方になると元気が出る

 

朝は、

本当に力が入りませんでした。

身体がだるくて、

思うように動けない。

一方で、夕方くらいになると、

少しずつ元気が出てくるのです。

そんな生活が続き、

学校にもなかなか行けず、

家に閉じこもりがちになりました。

久しぶりに学校へ行ったときのことです。

サッカー部の友達から、

「真っ白やなぁ!」

と驚かれたのを、

今でも覚えています。

外に出る機会が減って、

日焼けもすっかり落ちていました・・・


  サッカー部なのに走れなくなった

 

症状だけでなく、

体力も大きく落ちました。

もともと僕は、

サッカー部の中でも体力がある方でした。

学校の体力テストでは、

1500m走で満点を取るくらい。

走ることには、

結構自信がありました。

それが、

起立性調節障害になってから、

全然走れなくなってしまいました。

以前は当たり前にできていたことが、

できなくなる。

得意が、

不得意になる。

症状そのものもつらかったですが、

身体が思うように動かなくなったことも、

大きな変化でした。

今まで頑張った練習が、

水の泡のようになった気がして

辛かったです。

 

  気持ちだけが先走った50m走

 

少し余談ですが、

今でも覚えている出来事があります。

症状が少しずつ良くなってきて、

久しぶりに体育に参加したときのことです。

50m走をすることになりました。

気持ちは、

以前のように走れるつもりでした。

しかし、

身体は思うようについてこず……。

ゴールと同時に、

転んでしまいました(笑)

まさに、

気持ちだけが先走っていたのだと思います。

今では笑い話ですが、

それくらい以前とは、

身体の状態が変わっていました。
 
​目に見えない症状だからこそ

起立性調節障害は、

単に朝起きられないだけの、

病気ではありません。

少なくとも僕の場合は、

一日中続く気持ちの悪さや、

吐き気がありました。

さらに、

長期間にわたって活動できなかったことで、

体力も大きく落ちてしまいました。

また、夕方になると元気が出てくるからといって、

朝のつらさがなくなるわけではありません。

症状も、その程度も、

人によってさまざまだと思います。

同じような症状に苦しんでいる方や、

その周囲の方に、

起立性調節障害のつらさを

少しでも知っていただければ幸いです。

本日もお忙しい中読んでくださりありがとうございました。