「第四新卒」採用? 森下仁丹の新しい採用方法 | 岸たけし

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■「第四新卒?」 
朝、出がけにTVを点けると「第四新卒」
という耳慣れない言葉が。
「第四新卒?」
話の主は「仁丹」で有名な老舗メーカー「森下仁丹」社長。
出かけなければ行けず、それでも気になり、
「第四新卒」を調べました。

■「森下仁丹 歴史」 
大阪市に本社を置く医薬品製造企業。略称「仁丹」 
創業者の森下博が1893年(明治26年)大阪市にて、
薬種商「森下南陽堂」を創業。
1905年(明治38年)懐中薬として発売。
2年目には国内家庭薬の売上げ1位。
1921年日本からの売薬輸出60%を占める。
発売から長い歴史を持つ「仁丹」の販売ピークは、
1982年の39億円(全社売上高の37%)。
77年間もかけて伸び続けてきた怪物商品だ。
ところが1982年のピークから一転、
2002年には3億円まで仁丹の売り上げは激減。
タブレット菓子などの他社商品の氾濫で
売上げ縮小。
2003年には30億円の赤字を計上する。
 

■「第四新卒」とは.... 
「新卒→大学や専門学校、高校等を今年度中に
卒業する学生を表す」
「第二新卒→大学等を卒業し企業へ就職したものの、
3年以内に退職、または転職希望する求職者を指す」
「第三新卒→大学院博士後期課程修了者、
もしくは大学院博士後期 課程在籍者等の
25歳以上の就労経験がない(もしくは3年未満)の
就職希望者」
「第四新卒とは」→森下仁丹独自に考え名づけた言葉。
40~50代を対象に学歴年齢問わず、
実力のみで採用したく命名。

■なぜ、この時代に「第四新卒」か? 
中高年を募集するのには、理由がある。
森下仁丹は14年前赤字が30億円、と業績の厳しい時代が。
主力の仁丹の売上が下がり、
それに代わる商品を生み出せない。
その頃、社員の転職が相次ぎ、
現在40代から50代の人材が薄くなる。
現社長は、執行役員として入社。
新開発には新しい情熱のある人材が必要と語る。
また、餅屋は餅屋。
専門知識のある人材を求めた結果、
中途採用を増やす道を。
独自の技術である
「継ぎ目のないカプセル、シームレスカプセル」
を様々な分野に応用。
現在は約104億円の売上、4億円の黒字を出すまでに。
社長がそもそも転職組の上、
約300人の社員のうち半数が中途採用。
出世するのに、派閥うんぬんはなく、
実績を残せた人が出世する仕組み。
幹部の多くも中途採用者で、
ベンチャー企業のような雰囲気との事。
現在求めている「第四新卒」応募者はすでに1100人以上。
外様から社長を目指すのに、
持参してほしいのは「熱意だけ!」。
 

■まとめ 
これまで40・50代は「転職がしにくい」
とされてきた世代です。
「この年齢では、他にいけない...」と諦め、
ブラック企業に甘んじている労働者は少なくなく、
そうした方からの相談も受けた事があります。
こうした「第四新卒」の浸透と共に
各社が積極的な採用活動を行えば、
まだ埋もれるには勿体ない実力や技術や熱意を持った
多くの中高年労働者が活かせます。
人口の多い40~50代。
このまま、技術だけ海外に持っていかれては困ります。 
また、これからは60代でも70代でも働く時代が来る
と言われてます。
40~50代は、まだまだ若い世代。
こういった熱い根をとらえた企業が増える事を、
望みます。
(参考/東洋経済ONLINE、新潮、wikipedia.....等)