試合開始。

すると・・・。


ポツポツと雨が降り始めました。


どんどん激しくなり川は溢れ、村は水浸しになっていきました。


そしてとうとう、ゴオオオオ―ッ!と音をたてて、大きな波が襲って来ました。


なんと、それは海からではなく、遠くの山から押し寄せて来ました。


森の戦士は、大波を見てなにか思い出したようです。


「巨木さん達が言ってた。あちこちの山でたくさん木が切られ、山がツルツルになったんだ。そのせいで雨の水が一気に流れ集まって、大きな波になる事があると・・・・・・」


30分47秒 スピアー→レフェリーストップ(TKO) 〇
試合開始。

すると、男の子が森の戦士に言いました。


「森の戦士さん。僕の大工仕事を手伝って。それが、僕の願いだ!」


男の子は、お父さんの使っていたノコギリを取り出しました。


「ごめんよ巨木さん」


男の子は、巨木を切り始めました。


そしてその木を使って、大きな家を建て始めたのです。


村人達は、それを見て笑いました。


「アハハハ、なんだあの変な形の家は」


「今時、石や鉄を使わないなんて、すぐに壊れるに決まってる」


でも、男の子はそんな事を気にせず、一生懸命に巨木で大きな家を造り続けました。


力仕事は、森の戦士が手伝ってくれます。


おかげで家は、とっても早く出来上がりました。


すると・・・・・

13分12秒 両者リングアウト △
試合開始。

その時、倒れていた巨木の枝が、風も無いのにザワザワと揺れました。


それを見た妖精が言いました。


「この巨木さん、何か言いたい事があるみたい」


妖精は、死んでしまったものの、魂の声を聞くことが出来るのです。


妖精は、巨木の魂の声に耳を澄ましました。


「みんな逃げるんじゃ・・・・・・。やがてここに大きな波がやって来る。今のうちに逃げるんじゃ・・・・・・」


巨木は、みんなにその事を伝えようとしていたのです。


それを、妖精がみんなに伝えると大騒ぎです。


「大きな波だって!!」


「そりゃ大変だワン!」


「早くみんなに知らせなきゃ!!」


男の子は、大きな波が来る事を、村長に知らせました。


でも村長は、男の子の言う事を信じません。


「こんな海から遠い村に、波なんか来るはずないだろ!」


「本当なんだ!欅の巨木が教えてくれたんだ!」


「馬鹿な事を言うな!木と人間が話せるか!」


村長は怒って、男の子を追い返しました。


「どうしたらいいのかしら?」


「ここに波が来たら、みんな溺れて死んでしまうワン」


すると・・・・・・


18分32秒 雪崩式フランケンシュタイナー→片エビ固め 〇