試合開始。

するとその時。


巨木と同じくらい大きなオレンジ色の巨人が現れました。


驚いた男の子は、恐る恐る尋ねました。


「き・・・きみは・・・もしかして巨木の神様?」


「違うよ。僕は森の戦士だよ。巨木の森からやって来たんだよ」と彼は言った。


森の戦士の後ろから、犬と妖精も現れました。


「あなたの流した綺麗な涙が、私達をここに呼んだのよ」と妖精は言った。


「さあ、一つだけ願いを叶えてやるワン」と犬は言った。


男の子は、森の戦士達に頼みました。


「だったら、巨木を元に戻して!」と。


でも森の戦士は、困ってしまいました。


さすがに、一度切られた木を元に戻す事は出来ないのです。


その時・・・・


10分42秒 凶器攻撃(サーベル殴打)→反則 ●
試合開始。

そんなある日、村に石と鉄でできた家が建ちました。


石と鉄は、木よりもとっても丈夫でした。


「木よりこっちの方が素晴らしい!」


村人達は、そう言って家や橋を石や鉄で造るようになりました。


大事だった木は、すっかり村人達には、邪魔物になってしまいました。


「もう、役に立たない木なんか切ってしまえ!」


村の木が、どんどん切られていきます。


そして、なんと欅の巨木まで切られる事になりました。


「どうか、あの巨木だけは切らないで!」


男の子は、村長にお願いしました。


でも、村長はダメだと言いました。


「あの邪魔な木を切って、そこに工場を造るのだ。そうすれば、この村はもっとお金持ちになれるのだ!!」と、村長は言った。


とうとう巨木は、切り倒されてしまいました。


「守ってあげられなくて、ごめんよ・・・・・ごめんよ・・・・・」


男の子は、悲しくなって、ボロボロと涙を流しました。


その涙が、巨木の切り株にポタッと落ちました。


するとその時・・・・


5分42秒 キングコングニードロップ→体固め 〇
試合開始。

昔々――――。


ある森の真ん中に、それはそれは大きな欅の巨木がありました。


その巨木の下には小さな村があり、そこに一人の男の子が暮らしていました。


男の子のお父さんは村で一番の大工さんです。


家を建てたり、橋を造ったり、トントン、カンカン、村にはいつもお父さんの仕事の音が響いていました。


男の子は、お父さんとよく欅の巨木に登りました。


「僕も大工さんになりたい!大工さんになって海を旅する大きな舟を造りたい!」と、男の子が言った。


「それはいい!だが、大工になるんなら忘れちゃいけない事がある!」と、お父さんが言った。


「それは何?」と、男の子が聞いた。


「心を込めて木を大事にする事だ。俺達は家や橋を造る為に木を使っている。木に感謝しなくちゃな」と、お父さんは答えた。


お父さんは、切った木と同じ数だけ新しい木を森に植えているのでした。


ところが数年後、お父さんは病気で死んでしまいました。


男の子は、お父さんの後を継ぎ、大工の仕事を始めました。


「いつか、お父さんみたいな大工になるんだ!」


男の子は悲しみながらも、仕事を頑張りました。


そんなある日・・・


27分58秒 デットエンド→片エビ固め ● タイトル奪取ならず