今季は、何かが違った。優勝に手が届きそうだった。

 前原さんのこともあり、選手4人やスタッフが、最後まで頑張り抜こうとしていたその気持ちは、確実に伝わってきた。

 勝負事は勝ち負けあることなので、最後は仕方なかったかもしれない。

 しかし、途中スコアが落ちていった後も、しっかり盛り返した。

 

 まりさんが、試行錯誤を繰り返しながら麻雀を進化させている。

 消極的すぎないか?という指摘もあるが、おそらくチーム4人の中での役割を考えてのことだと思う。野球で9人全員が四番バッターでもだめだし、麻雀だって攻撃型4人集まっても一年間を勝ち続けるわけでもない。

 今はまだ進化の途中だろう。そして、チーム内の雰囲気を良くする存在。

 滝沢さんは、昨年は相当叩かれたけれど、今季はチームの大黒柱として大活躍。

 園田さんが最高位戦での試合後に「滝沢さんの四暗刻の静かなツモり方が格好いい、と気付いた」と言っていたが,自分もそう思う。所作の綺麗な人は、麻雀に美学がある。

 自分のスタイルを貫くよう考えたのか、今の流行にフィットさせたのか、そこはわからないが、一年間を闘うための打ち方をしていた気はする。

 

 伊達さんは、苦しんだのかな。昨年の成績を考えて、やはりスタイルを変えていこうか迷っているのかもしれない。

 強さ、怖さが潜んでしまった。周囲が怖がってくれない。警戒はしてくれるけれど。

 そうは言っても間違いなく実力者。チーム4人の中の役割を考えているだろうし、心配する必要はないと思う。

 寿人さんは、良い仕事をしてくれると思うけれど、どこかでもう1勝できていれば・・・みたいな「あと少し」的な感想。

 そんな厳しいことを素人に言われたくないだろうけれど、優勝するには「あと一歩」の何かが欲しい。それはチーム4人全員で。

 負ける時にアッサリ負けてしまう感じがしてしまうのは、厳しい意見なのだろうか。

 

 前原さんには一度お会いしたこともあったから、ショックだったし、今季はこのチームに優勝して欲しいという願いもあった。

 優勝には届かなかったけれど、可能性を感じた。

 時々、近藤誠一奇跡の倍満ツモの試合を見る。前原さんが南3局で、チートイツ聴牌を実らせた局が、本当に印象的で「すごいな前原さん」と言いたくなる。

 最強戦の日吉さんの絶叫「すごいよオマエ」と、大先輩をオマエ呼ばわりしているシーン。大きな大きな雀士だった。

 いつまでも忘れない。